イライラは、産後の体の疲れが心にもあらわれているサイン
産後、ちょっとしたことでイライラしてしまう、すぐ落ち込む、理由なく気分だけあせる、ということはありませんか?それは体の疲れが気持ちの疲れとなってあらわれているサインともいえるでしょう。
体をほぐすことは、こうしたメンタル面をサポートすることにも、とてもいい対処法になります。
メンタル面がダウンしていると感じたときには、これまでにご紹介したエクササイズやストレッチをゆったりとした動きで行ってみましょう。
リラックスしながら、コアになる筋肉をじょじょに強化していくことで、疲れを早く回復できるようになります。
体も心もSOS!と思ったら、自分をさらけ出してみては?
ところで、子育て情報はSNSで得るという人も多いと思います。情報収集だけならいいのですが、ほかのママのインスタグラムを見て、「みんな頑張っているのに私なんて…」と比べてしまうことはありませんか?
ツイッターは匿名性が高いせいか、怒りや悲しみ、マイナスな部分を吐き出しやすい場所。対してインスタグラムは、写真がメインということもあって、きれいな部分しか出さない場所。きれいなところだけ切り取って見せていることも多いものです。
でも、素敵な生活ばかり24時間続けている人なんて、本当はそうそういないはずです。でも、頭ではそれがわかっていても、心身が疲れているとついネガティブモードに入ってしまいがちで、落ち込んだり、自分にイライラすることもあると思います。
つらい面ときれいな面、両方あるのが生身の人間。ネガティブな面はあまり人には見せたくない、と思う人もいるかもしれませんが、弱い部分もさらけ出したら、実はそれが魅力となることも、知っておいてもいいのかな、と私は思います。
産後の育児や家事に負担を感じて手伝ってほしいとき、あるいは、自由に出かけられないけど、とにかく誰か大人としゃべりたい!と思ったとき、「こんな汚い部屋じゃ、人なんて呼べばない」と思ってしまいますか?でも、孤独な育児で、赤ちゃんと二人っきりの生活をするのはとてもつらいことなんだ、と自覚してみてください。
実は私も、第1子の産後はそうでした。産後のぐちゃぐちゃな生活は見られたくなかったんです。でも、気のおけない友人や兄弟姉妹には完璧な面だけを見せなくてもいい、散らかった家を訪ねられることを気にしなくてもいい、と思えるようになったら、ずいぶん気持ちがラクになりました。
産後の暮らしはしっちゃかめっちゃかで当たり前です。むしろ、それが温かみかもしれません。きれいな面ばかりを見せるより、舞台裏も見せた方がずっと人間的な魅力につながるのかもしれませんよ。
体も心もSOS!と思ったら、さらけ出してみましょう。そこからぐっとラクになって元気になれる、「明日も育児を頑張ろう!」と思えるパワーがきっと湧いてきますよ。
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