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2022.04.04

産後の悩み

怒りは2次感情。「子どもにイライラ…」の裏にあるのは親自身の自己否定かもしれない【専門家】

子どもが泣きやまないと、どうしようもなくイライラしてしまう…。この気持ちは、ママなら誰でも経験があるのではないでしょうか。子育て専門のカウンセラー 福田花奈絵さんに、子育て中の怒りの感情について教えてもらいました。

 おっぱいが欲しいのか、おむつを替えて欲しいのか、赤ちゃんとコミュニケーションがとれずイライラしてしまいます。(3ヶ月ベビーのママ)

まず、大前提としてのお話になってしまうのですが、「赤ちゃんとコミュニケーションがとれない=言葉での意思疎通ができない」ということが、あなたがイライラしてしまうことの原因ではないのかもしれませんよ。

たとえ大人同士(夫婦など)でも、自分の伝えたいことがうまく言語化できなかったり、相手に自分の伝えたいことをしっかりと伝えられなかったりすることはありますよね。反対に「相手の言いたいことは分かるけれど、受け入れることができない」といったことも、何度も経験しているのではないでしょうか。

子どもが成長してあなたと会話ができるようになったとしても、それは同じこと。100%のコミュニケーションというものは存在しないのです。では、なぜ赤ちゃんに対してイライラしてしまうのでしょうか。

もしかしたら「相手(赤ちゃん)の気持ちを分かってあげられない私はダメな母親だ」「うまく子育てができない…。母親失格だ」「こんな些細なことでイライラしてしまう私は、なんて心の狭い人間なんだ」というような自己否定があなたの心の根っこにあるかもしれません。

「イライラする」というような「怒り」は2次感情と呼ばれるもので、言葉通り心の根っこにある「悲しみ」や「恐怖」「虚しさ」といった1次感情を受けて、生まれる感情なんです。つまり、怒りの感情に対処するためには、怒りの原因になる1次感情に目を向けてあげるのが大切。

もしかするとあなたは「赤ちゃんの気持ちを分かってあげられなくて悲しい」のかもしれませんね。そうやって考えてみると、あなたはとってもやさしくて、本当にすばらしいお母さん。赤ちゃんを愛しているからこそ、いとしい赤ちゃんの気持ちを分かってあげられないのがとても悲しくて、イライラしてしまっているのです。
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子育てをしていると、母親である自分自身についダメ出しをしてしまう毎日になりがち。「私、がんばっているね」「一生懸命がんばっているよね」「大丈夫だよ」というようなやさしい言葉を、意識的に、自分自身にかけてあげられるようになると良いですね。

記事を読む⇒⇒⇒「私、迷惑かけてない…?」子育て中の謎メンタルが消える、思い込みフィルターの外し方【専門家】

『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 福田 花奈絵 子育てママ専門カウンセラー

国立教育大学卒業後、小学校教諭として10年以上勤務。2人目を出産後、カウンセリング、保育学、コーチング、パートナーシップなどを学ぶ。教員を退職し、子育てで悩むお母さん専門のカウンセラーとして活動中。著書『泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから』が発売中。

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