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「胎芽」の時期の赤ちゃんにはえらやしっぽがあり、魚のような見た目。ですが、すでに小さな心臓は動きはじめ、脳神経もおよそ80%程度ができあがっているといわれています。目や指などの器官も少しずつ発達をはじめます。
生理の遅れやつわりなどで妊娠に気づく頃。超音波検査をすると胎嚢と呼ばれる袋に入った赤ちゃんの影が確認できます。まだほんのわずかな違いですが、男女の分化(生殖器の違い)も始まっています。
頭、胴、足とはっきり分かれ、3頭身に。ここからは「胎芽」ではなく、「胎児」と呼ばれます。目や耳、口といった器官の構造も整いはじめ、心臓がほぼ100%完成。さらに腎臓も働きはじめ、飲み込んだ羊水をおしっことして排泄するように。
<おなかの赤ちゃんDATA>
●頭からおしりまでの長さ・・・約14~40mm
●体重・・・約20g(しいたけ約1個分)
●成長&発達・・・皮膚感覚が生まれる
つわりがピークの時期。吐き気や嗜好の変化、においに敏感になるなどの症状が出てきます。子宮が大きくなるときに筋肉がひっぱられる痛みを感じたり、足のつけ根が傷むことも。胸の張りを感じたり、乳輪の色が濃くなったりと、体に大きな変化が。ホルモンの影響で便秘になる人も。
胎盤が完成し、へその緒を通じてママからより多くの栄養を受け取れるようになり、ぐんぐん成長が加速。胃や腎臓などの内臓、手足など体の各器官もある程度完成し、骨や筋肉の基礎ができあがっていきます。
<おなかの赤ちゃんDATA>
●頭からおしりまでの長さ・・・約49~83mm
●体重・・・約100g(キウイ約1個分)
●成長&発達・・・手足がほぼ完成
15週頃には胎盤が完成し、軽めのつわりはおさまってくるでしょう。眠気や体のだるさもなくなり、体調も気持ちも上向きに。つわり明けは食欲が増すので、体重の急増には注意して。子宮は幼児の頭ぐらいの大きさになり、下腹部が少しふくらんできます。子宮が膀胱を圧迫するため、頻尿になることも。
イラスト/渡邉美里 『Pre-mo(プレモ)2021秋冬号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです