【Naokoコラム】わかってくれないパパには「戦略的歩み寄り」で!
赤ちゃんが生まれてから、パパとケンカが多くなってしまったり、ケンカはしていなくてもパパへのイライラが増えたりということ、本当に多いです。私もひとりめ育児のときはそうでした。
なぜイライラするのか?その原因、ママ側からすると「どうしてわかってくれないの?」ですよね。
女性脳と男性脳は、そもそも思考の仕方が全く違うといわれています。トラブルが起こったとき、理論的に解決したい男性脳、感情的に話を聞いてほしい女性脳。そんな大きな違いがあります。
長く仕事をしてきた女性の場合、仕事の場面では理論派なのに、子育てのこととなるとすっかり感情的になってしまうことがあります。これも母性がなせるわざでしょうか。
ママにとっては「なんでわかってくれないの?」と思うのは、本当はパパに、「言わなくてもわかるでしょ・わかってほしい」という気持ちがあるから。でも、パパはたいてい気づきません。
そのかわり、ちゃんと説明したらわかってくれます。よく、ママのほうが一歩大人になってパパを育てよう、と言われますが、どちらがどちらを育てるというよりも、少し歩み寄る、と考えたほうが気持ちがラクになるかもしれません。
具体的にどうするかといえば、「どうしてわかってくれないの?」と言う前に、「こういう時は、こうしてほしい」に置き換えるんです。理論的思考の男性脳は、何をどうしてほしいかを具体的に伝えたらよくわかって、きっとその通りにやってくれる可能性大!なんです。
「理由」と「要求」を伝えるだけでOK!
もう一つ、ママがよく言う「大丈夫よ」という言葉。その「大丈夫よ」は、その裏に「大丈夫よ、でも手伝ってほしい」の時もありますよね。
女性同士だと、「ほんとに大丈夫?これやっておこうか?」という言葉がついてきたりして、「じゃあ、そこだけお願い!」ということになります。でも男性は「大丈夫って言ったじゃないか」となりがち。
特に専業主婦や育休中のママは、外で仕事をしているパパに対して遠慮があるかもしれません。少しでも睡眠時間を確保してあげたい、だから「(私は多少無理をしても)大丈夫よ」と言ってしまう。本当は、その「無理している」ことも、わかってほしいんですよね。
この場合も省いた言葉まで全部伝えてみましょう。「本当は大丈夫ではないけど、あなたも大変だと思うから、なんとかするから、大丈夫よ。」って。
男性脳的理論型思考から、なぜそう思っているのかの「理由」と、実はこうしてほしいという「要求」を素直に伝えてみて!きっとパパとの会話もストレスなくスムーズになり、お互いに分かり合えます。
要求を伝えるときに覚えておきたいのは、男性はモノタスク(1つのことを集中して考える)、女性はマルチタスク(同時進行でたくさんのことを考える)が得意ということ。言ったはずなのに聞いていない、3つ伝えたうちの1つしか聞いてない、ということもよくあることです。
「言ったのに!」とイライラしないためには、手伝ってほしいことは遠まわしではなく直接的に素直に言うこと。また、お願い事項を紙などに書いて、「見える化」しておくこともいいですね。
いくつかやってほしいことがあるときは、「おむつ替えと食器洗い、どっちならできる?」と選択肢を用意することもおすすめです。
そしてさらに上級編。やってくれたことには文句を言わずに「ありがとう」を言ってみましょう!「ありがとう」が言えるようになったら、「これもできるかしら」の追加おねだりもうまくなります(笑)。
最初からそんなにスムーズにいくわけではないけれど、少しずつ良い方向に変えていけるはずですよ!
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