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2022.12.05

メンタルケア

子どもが何かに夢中になっているときこそ声かけのチャンス!?〈ポジティブ感情〉の大切さを専門家がアドバイス

子どもがネガティブな言葉を発したとき、親はどんな「声かけ」をすればいいのでしょうか?困難に負けない子どもに育てるための声かけの具体的ポイントを、日本ポジティブ教育協会代表理事の足立啓美さんが監修する書籍『子どもの心を強くする すごい声かけ』からご紹介します。

子どもが何かに夢中になって楽しそうにとり組んでいるとき

【NGな声かけ】
●「いつまでやってるの?宿題は終わったの?」
●「それの何が楽しいの?よく飽きないね」

【OKな声かけ】
●「楽しそうだね!一緒にやってもいい?」
●「集中していたね。どんな気持ちだった?」
●「好きなことを楽しめるってすごいよ!」

ポジティブ感情を増幅するチャンスを逃さない

ふと気がついたら、子どもが真剣な表情で何かを作ることに夢中になっていたり、楽しそうにゲームに熱中していたり。そんなとき、親御さんたちはどうしているでしょうか?「子どもが楽しそうにしていれば、安心して別のことをしよう」と、家事や仕事に目が向きがちですね。

しかしながら、実はこんなときこそポジティブ感情を増幅するチャンス!ポジティブ感情はレジリエンス(逆境や困難に負けない力)を育てたり、新しい能力を開花させたりする着火剤です。

ポジティブ感情をじっくり味わうことができるように、ここは存分にサポートしましょう。

ポジティブ感情を共有する言葉をかける

子どもが作業に集中していて、いわゆるフロー状態にあれば、じっくりと見守り、活動が終わったあとで「集中していたね。どんな気持ち?」と声をかけてあげてください。楽しかったことを人に話すことは、子どもの中に生まれたポジティブ感情を増幅させることにつながります。

また、とても楽しく盛り上がっているようなときは、一緒に楽しむ仲間になるのもよい方法です。

「一緒にやってみてもいいかな?」と声をかけ、楽しさを共有することも、ポジティブ感情の増幅につながるからです。子どもたちは、お父さんやお母さんと一緒に楽しいことをするのが大好きなのです。

ポジティブ感情は単に気分が高揚するような喜びやワクワク感だけでなく、感謝、安らぎ、興味、誇り、希望や尊敬なども含まれます。

ネガティブ感情はありのままに受け止めて

ポジティブ心理学の数多くの研究では、ポジティブ感情が、将来に対しての最善の投資であることを証明しています。

ポジティブ感情が子どもたちと周りにいる人との絆を強くして、逆境や困難を乗り越える力につながります。

常に明るく、ポジティブな気持ちでいることをすすめているわけではありません。ネガティブな気持ちや出来事にも、実は宝が埋まっています。レジリエンスを育てるということは、ネガティブ感情をしっかり受け止めることで、その中から、その子が持つ宝の光を見つけ出すことでもあります。

ネガティブ感情をありのままに受け止めてもらうことで、子どもたちはそこから立ち直る力を得て、よりよい対応のすべを身につけていきます。

そして、ポジティブ感情を大人とともに味わうことで絆を深めていけるのです。どちらもレジリエンスを育てるうえで欠かせないことです。

逆境に負けない力を育てる『子どもの心を強くする すごい声かけ』

『子どもの心を強くする すごい声かけ』1,540円(主婦の友社)
記事を読む⇒⇒⇒子どもが何かを達成したときにかける「すごい!」「やったね!」「さすが!」はNGワードって本当!?
記事を読む⇒⇒⇒スポーツをがんばってきた子どもがケガをしたら?落ち込んだ気持ちを上向きにさせる〈声かけのヒント〉

【監修】 足立 啓美 一般社団法人日本ポジティブ教育協会代表理事

公認心理師、認定ポジティブ心理学コーチ。メルボルン大学大学院ポジティブ教育専門コース修了。国内外の教育機関で10年間の学校運営と生徒指導を経て現職。現在は、ポジティブ心理学をベースとした教育プログラムの開発、小学校~高校、適応指導教室など様々な教育現場で、レジリエンス教育の講師として活躍中。監修を担当した絵本『きみのこころをつよくする えほん』(主婦の友社)が発売中。著書に『子どもの心を強くする すごい声かけ』(主婦の友社)ほか。

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