【ベビモ】はじめてママ・パパの悩みを解決

検索

menu

カテゴリー一覧

FOLLOW US!

  • LINE
  • Instagram
  • YouTube
  • Tiktok
menu

MENU

会員登録
menu

2022.09.22

離乳食の基礎知識

赤ちゃん時代の栄養が「将来」をつくる。離乳食で本当に大切なこととは?【専門家監修】

「最初の1000日」がその子の人生に大きく影響する

人生の「最初の1000日」という言葉を、聞いたことがありますか? 

お母さんのおなかにいる十月十日と、2歳頃までの3年間のこと。近年では、この時期にじゅうぶんな栄養が脳に行き届くことが、心と体の発達を促す必須条件だとわかっています。 

出生時の脳の重さは、半年で約2倍、2歳頃には約3倍に。脳がつくられて、爆発的にサイズアップするのは、人生でこの時期しかありません。

脳のサイズと密度はあとから変えられないし、最初の1000日の栄養状態は、将来の学力や退学率、生涯年収にまで影響するという報告もあります!

日々の離乳食作りは大変。でも、栄養を考えて作る食事は、想像以上のものを育んでくれます。がんばる価値のあることなんです。

鉄、ビタミンD、DHAは不足すると発達に影響する

赤ちゃんの発達の要となる栄養素で知っていただきたいのが、主に3つ。体の各器官に酸素を届ける鉄」、脳の神経細胞の主な成分になる「DHA」、骨の強化や感染症予防に関わる「ビタミンD」です。

これらの栄養素が足りないと、体格や知能の発達が滞るリスクが高まりますので、欠乏させないことがとても大切です。

とはいえ、特別な材料をそろえる必要はありません。栄養素はチームプレーであり、「バランス食」に勝る健康食はなし! 

主食の米と、肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質と、野菜や果物をバランスよく食べること。著しい成長期も、大人の食事も、基本は同じです。レバーや魚、納豆は、粉末で効率よくとれる商品もあるので活用してみてください。

離乳食に「絶対にダメ」は意外と少ない

離乳食の講座だと、タブー事項を教えることが多いと思うんです。「アレルギーがこわくて刺し身やそばを避けていたら、小学校に入っても食べなくなっちゃいました」という話も聞きます。

これを食べさせてはダメ、こんな与え方はダメ、と言われると、親もおっかなびっくりになってしまいますよね。

でも実際には、1歳未満の子にはちみつを与えない、などのルールはあるけれど、離乳食に「よりよい」はあっても、「絶対にダメ」は少ないと思います。

目安はあくまでも目安、ほかの子とくらべる必要もない。おいしいね、楽しいね、を共有していけば、自然と食べられるものは増えていきます。子どもの食べる力が育っていくのを、親はおおらかにサポートしていきましょう。
_______
記事を読む⇒⇒⇒フォローアップミルクや牛乳はいつから?乳汁の種類とステップアップのタイミング【管理栄養士監修】
記事を読む⇒⇒⇒ビタミンD欠乏症の赤ちゃんが増えている?行き過ぎた紫外線対策は「くる病」の原因に

『Baby-mo(ベビモ)2022秋冬号』(9月15日発売)は、離乳食&令和パパ大特集号!

今回ご紹介した記事のほか、細川モモさんの離乳食アドバイスがたくさん!ぜひご覧下さい。

ベビモ

文/水口麻子 『Baby-mo(ベビモ)2022年秋冬号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 細川 モモ 予防医療コンサルタント/一般社団法人ラブテリ代表理事

アメリカで最先端の栄養学を学び、2009年に予防医学プロジェクト「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を発足。女性の妊活・妊娠・出産をサポート。妊婦向け栄養アドバイス本『Luvtelli Baby Book 1』『Luvtelli Baby Book 2』『成功する子は食べ物が9割(以下シリーズ続刊)』が好評発売中。二児の母。

SHARE

  • facebook
  • Twitter
  • LINE

関連する記事

ランキング