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幼児期のおやつは、朝昼晩3回の食事ではとりきれない栄養素を補うためのもの。でも、何をどれぐらい食べさせてよいか迷いますよね。ここでは、幼児期のおやつの正しい与え方のほか、おすすめの簡単おやつレシピをご紹介します。
おやつは子どもにとって楽しみですが、それ以上に大切な役割があります。幼児期は胃の容量が少なく、3回の食事だけでは必要な量がとれません。そのためおやつでエネルギーや栄養、水分を補うことが大切です。
目安としては、1日の総摂取量の10~15%。カルシウムや水分がとれる牛乳や、ビタミンがとれる果物や野菜、小食でエネルギー不足気味の子どもには、消化の良いいも類や穀類のおやつもおすすめです。
厚生労働省の調査によると、離乳食の時期から、授乳と離乳食の間に、果汁やボーロを与えているケースが多いそう。ですが、おやつが必要になるのは、食事が1日3回になる幼児期から。食事の間隔が5~6時間になったら、おやつをスタートさせましょう。
おやつの回数は、1回の食事量がまだ少ない1歳半~2歳は、午前と午後の2回。ただし朝が遅かったり、家の中で静かに過ごしている場合は、午前は水分補給の飲み物だけで十分。
3歳を過ぎたら、おやつは午後の1回に。いずれの場合も、時間と食べさせる量を守りましょう。乳製品は1日400gとりたいので、水分補給をかねておやつと一緒に牛乳を飲ませるとよいでしょう。
むし歯を作りやすいのは、糖分そのものよりも、ダラダラ食べたり、ちょこちょこ食べたりすること。食べた後は必ず歯磨きをしましょう。歯磨きできないときは、最後に水かお茶を飲ませて口の中のお掃除を。
小食を心配して、栄養満点の甘いおやつをたっぷり与えてしまうと、ますます食事が進まず悪循環に。食事を与えるタイミングや活動量を見直して、食事をきちんと食べられるように工夫することが大事です。
幼児向けに作られたおやつ菓子は、子どもの健康に配慮して作られていますが、一般市販品はそうとは限りません。スナック菓子などを袋ごと渡すのはやめ、量を決めて器に入れて食べさせましょう。
市販の野菜ジュースは清涼飲料水に比べれば、栄養的にはおすすめです。ただし、果汁や甘味料が含まれているので、野菜代わりに多用するのはやめましょう。
〈材料〉作りやすい分量・6個
小麦粉・・・100g
ベーキングパウダー・・・小さじ2
牛乳・・・1/4カップ
卵・・・1個
砂糖・・・60g
〈作り方〉
1 小麦粉とベーキングパウダーは、合わせてふるう。
2 ボウルに牛乳と卵を合わせて泡立て器で混ぜ、砂糖を加えてさらに混ぜる。①を加え、粉っぽさがなくなるまでゴムべらでよく混ぜる。
3 紙の型に流し込み、蒸気が上がった蒸し器に並べ入れ、10~15分蒸す。竹串を刺してみて、何も付いてこなければOK。余ったらラップで包んで冷凍保存も可能です。
〈材料〉大人1人+幼児1人分
白玉粉・・・1/2カップ
木綿豆腐・・・1/4丁
オレンジなど好みのフルーツ・・・約100g
コンデンスミルク・・・適量
〈作り方〉
1 ボウルに白玉粉と豆腐を入れ、なめらかになるまでこねる。かたい場合は水を少しずつ加えながらこね、耳たぶぐらいのやわらかさにする。
2 鍋に湯を沸かし、①を丸めて落とし入れながらゆでる。浮き上がって1~2分ほどたったものからすくいあげ、氷水につけて冷やす。
3 ②の水気を切ってお好みのフルーツとともに器に盛り、コンデンスミルクをかける。
〈材料〉大人1人+幼児1人分
食パン(6枚切り)・・・1枚
卵・・・1個
ココア、砂糖・・・各大さじ1
牛乳・・・1/4カップ
粉糖(あれば)・・・少々
〈作り方〉
1 食パンは6等分に切る。
2 ボウルにココアと砂糖を入れて混ぜ、卵、牛乳の順に加えてその都度よく混ぜる。①を加えて汁気がなくなるまでパンに染み込ませる。
3 フライパンにバターを溶かして②を並べ入れ、弱火で両面をじっくり焼く。器に盛り、粉糖を振る。
〈材料〉大人1人+幼児1人分
白玉粉・・・60g
豆腐・・・100g
桜えび・・・大さじ2
青のり、油・・・各小さじ1
塩・・・少々
〈作り方〉
1 豆腐は軽く水気を切り、白玉粉を加えてなめらかになるまでよく練り混ぜる。
2 桜えびは飾り用に数尾を残して刻み、①に加えて混ぜる。
3 ②の半量を取り分けて青のりを加えて混ぜる。それぞれ食べやすい大きさに丸めて円盤状につぶす。
4 フライパンに油を熱して③を並べ入れ、ふたをして弱火で焼く。表面がぷっくりしたら裏返し、全体がこんがりするまで焼く。取り出して塩を振る。
POINT
桜えびの代わりに干しぶどうやむき甘栗を刻んだものを加え、最後に砂糖を少量振りかけても。
〈材料〉大人1人+幼児1人分
わらび粉・・・大さじ2
砂糖・・・大さじ2
りんごジュース・・・1/2カップ
〈作り方〉
1 耐熱ボウルにわらび粉と砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜ、ジュースを加えてさらによく混ぜる。
2 粉っぽさがなくなったら電子レンジで50秒ほど加熱し、いったん取り出して泡立て器で下から返すようにしっかり混ぜる。
3 さらに1分加熱して全体をよく混ぜ、もう1分加熱してしっかり混ぜる。
4 透明感が出てきたらスプーンで一口大にすくって氷水に落として冷やす。水気を切って器に盛る。
POINT
りんごジュースをほかのフルーツジュースや牛乳にかえると、違った味わいが楽しめます。砂糖を黒糖にかえるのもおすすめ。
〈材料〉作りやすい分量・3~4人分
かぼちゃ・・・100g
砂糖・・・大さじ2~3
牛乳・・・大さじ1.5~2
塩・・・ひとつまみ
ビスケット・・・適量
かぼちゃの種(あれば)・・・適量
〈作り方〉
1 かぼちゃは洗ってわたと種を取り除き、ラップに包んで電子レンジで3分ほど加熱し、スプーンで実をすくい取る。
2 フードプロセッサーに①、砂糖、牛乳、塩を入れてなめらかになるまで攪拌し、絞り袋に入れる(なければスプーンなどで盛り付けるか、ポリ袋に入れて角を切ってもOK)。
3 ビスケットの上に絞り出し、かぼちゃの種を飾る。
〈材料〉作りやすい分量・5~6人分
クリームチーズ・・・100g
プレーンヨーグルト・・・100g
生クリーム・・・1/4カップ
粉ゼラチン・・・1袋
砂糖・・・50g
クッキー・・・50g
〈作り方〉
1 クッキーはフードプロセッサーにかけて細かく砕く。半量を型(または器)に敷き詰める。
2 水1/4カップゼラチンを振り入れ、ふやかしておく。
3 クリームチーズは室温にもどしてフードプロセッサーか泡立て器でなめらかに練り、砂糖、ヨーグルトを加えてよく混ぜる。
4 ②を電子レンジで20~30秒加熱して溶かし、生クリームを少しずつ加えて混ぜ、③を加えて混ぜる。
5 ④を①に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固める。残りのクッキーを上からまぶす。
〈材料〉作りやすい分量・約20枚分
にんじん・・・50g
じゃがいも・・・50g
ホットケーキミックス・・・100g
バター・・・適量
クリームチーズ・・・適量
〈作り方〉
1 にんじんとじゃがいもはすりおろし、牛乳、ホットケーキミックスを加えて混ぜる。
2 フライパンにバターを溶かして①を直径5cmほどに丸く流し入れ、両面を焼く。
3 残りも同様に焼き、そのうち4~5枚を器に盛ってクリームチーズを添える。
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記事を読む⇒⇒⇒【1歳の子どものおやつ】何を、どれぐらいあげればいい?簡単手作りレシピも紹介
記事を読む⇒⇒⇒3歳・4歳・5歳の食事量の目安は?朝昼夕ごはんとおやつのおすすめ献立例も
●大さじ1は15ml、小さじ1は5ml。1カップは200ml、米1合は180gです。
●電子レンジの加熱時間は500wを基準としています。600wの場合は2割減を目安にしてください。
●分量はあくまで目安です。年齢だけでなく、体格や活動量などによっても、子どもの食べる量には個人差があるので、それぞれの子どもに合わせて加減しましょう。
『はじめてママ&パパのすくすく幼児食』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです