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生後9~11ヶ月頃(離乳食後期・カミカミ期)から始まる「手づかみ食べ」。実は、赤ちゃんの脳を刺激する大切な行動だと知っていますか?今回は、手づかみ食べと脳の発達について、脳科学に詳しい成田奈緒子先生にお聞きしました。さらに、脳への刺激たっぷり!のおすすめレシピもご紹介します。
大人には簡単な「手づかみ食べ」ですが、赤ちゃんにとっては高度なワザ。「目で見て」「手で持って」「口に運ぶ」という3つの動作は、目、手、口が協調するからできることなのです。
食べ物を見た赤ちゃんは五感をフルに活動させています。見た目、におい、手を伸ばしてつかんだ感触、一度食べてみたその味、また作っているときの音なども脳への刺激になって、探索心がわいて、手を伸ばそうとするのです。
大好きなパンケーキに目がクギづけ。色、においなど五感への刺激から、「おいしそう」という探索心が起こり、手を伸ばします。
物を握ることは生後4ヶ月頃からできますが、生後9ヶ月を過ぎると力を加減し、ねらったものを手全体でつかんだり、親指と人さし指ではさんで持てるようになります。次第に、親指と人さし指でつまむこともできるように。
ねらいをつけて、手全体で、“わしづかみ”に。この後、グーにした手ごと口に押し込んで食べました。
“つまむ”ことがだんだん上達してきて、大人の指くらいの太さがあるじゃがいもスティックを、親指と人さし指でつまんで持てるように。
身体感覚に頼っているうちは、手を大ざっぱに動かしているので、うまく口に入りません。ピンポイントで口に運べるようになるのは生後9ヶ月頃から。口に量を入れすぎてオエッとなることもありますが、次第に加減できるようになります。
最初はコントロールがうまくいかず、手全体で口に押し込むことも。
1歳くらいから、前歯でかじりとる経験をたくさんさせてあげましょう。
1歳過ぎまではうまく口に入らなかったり、こぼしたりすることも。でもこれは当たり前のことなので、気長に成長を見守ってくださいね。
1日3回の食事は、目と手と口を同時に使って脳をフル回転させる貴重な機会です。それが幼児期に向けた自立への一歩となります。食を通して赤ちゃんの脳をグングン育ててあげましょう。
手づかみで食べるときには、見る、つかむ、食べるという複数のことを同時にしています。これは協調運動という難易度が高い動き!これをくり返し、お絵描きやボタンはめなどの高度な動作につながっていきます。
〈材料〉
軟飯・・・80g(子ども茶わん八分目)
パプリカ・・・20g(小1/4個)
ほたて貝柱・・・15g
片栗粉・・・小さじ1
水・・・大さじ1
バター・・・小さじ1
〈作り方〉
1 パプリカは皮を除き、ラップに包んで電子レンジで約1分加熱する。粗熱がとれたら細かく刻む。
2 ほたては細かく刻む。
3 軟飯に①、②、片栗粉、水を加え、混ぜ合わせる。
4 フライパンを弱めの中火にかけてバターを溶かし、③を1.5㎝幅の棒状に落とし、裏面が焼きかたまってきたら返し、へらと箸で約1.5㎝大に切り分け、両面をこんがりと焼く。
〈材料〉
食パン・・・30g(サンドイッチ用2枚)
キャベツ・・・30g(中1/2枚強)
ひき割り納豆・・・15g(大さじ1)
かつおぶし・・・3g(1袋)
〈作り方〉
1 キャベツはラップに包み、電子レンジで約1分30秒加熱する。粗熱がとれたら細かく刻み、水気をギュッとしぼり、納豆、かつおぶしと混ぜ合わせる。
2 パンはめん棒をコロコロ転がして軽く押しつぶし、①を塗って巻く。1㎝幅に切る。
〈材料〉
食パン・・・30g(サンドイッチ用2枚)
ブロッコリー・・・20g(小房2個)
バナナ・・・30~40g
かたゆで卵の黄身・・・1個
〈作り方〉
1 ブロッコリーはやわらかくゆで、こまかく刻む。
2 ブロッコリー、バナナ、卵は、フォークでつぶしながら混ぜ合わせ、ペースト状にする。
3 パンに②を塗り、残りのパンではさむ。
4 1cm角に切る。
〈材料〉
そうめん(ゆでたもの)・・・90g
トマト・・・30g(中1/5個)
しらす干し・・・15g (ふんわり入れて大さじ3)
片栗粉・・・小さじ2
豆乳・・・大さじ1
ごま油・・・少々
〈作り方〉
1 そうめんは1㎝長さに切る。トマトは皮と種を除き、5㎜角に切る。しらす干しは100㎖程度の熱湯に5分ほどつけ塩抜きする。
2 ボウルにごま油以外の材料を入れ、混ぜ合わせる。
3 フライパンを弱めの中火にかけてごま油を熱し、②を入れて平らに広げ、ふたをして蒸し焼きにする。
4 全体が透き通ってきたら返し、裏面もこんがりと焼き、1.5㎝大に切り分ける。
〈材料〉直径5×高さ6㎝のカップ1個分
ホットケーキミックス・・・25g
モロヘイヤ(細かく刻んだもの)・・・20g
牛乳・・・大さじ1~2
〈作り方〉
1 耐熱容器にティッシュペーパーを折りたたんで敷き、紙のカップケーキ型をのせる。
2 ボウルにすべての材料を入れ、よく混ぜ合わせる。
3 ①のカップに②を入れ、ひとまわり大きい耐熱ボウル(ラーメンどんぶりなどでもOK)をかぶせ、電子レンジで1分~1分30秒加熱する。そのまま置き、粗熱がとれたら、ボウルをはずす。
4 つかみやすい大きさにちぎって与える。
※生後1歳~1歳6ヶ月頃(離乳食完了期・パクパク期)は、カップケーキのままかじらせても!
〈材料〉
食パン・・・30g(サンドイッチ用2枚)
プレーンヨーグルト・・・50g(大さじ4)
鮭・・・15g(切り身1/8枚)
きゅうり・・・30g
〈作り方〉
1 ヨーグルトは新聞紙とペーパータオルを重ねた上に広げ、5分ほど置いて水切りする。
2 鮭はラップに包み、電子レンジで約20秒加熱し、粗熱がとれたらほぐす。
3 きゅうりはピーラーで薄くけずり、ラップに包んで電子レンジで約30秒加熱する。
4 ①と②を混ぜ合わせてペーストを作る。パンは好みの型で抜いてトーストし、ペーストを塗ってきゅうりを巻き、サンドイッチにする。
〈材料〉
ごはん・・・80g(子ども茶わん八分目)
なす・・・20g
トマト・・・20g
粉チーズ・・・小さじ1
焼きのり・・・1枚
〈作り方〉
1 なすは皮をむいてこまかく刻む。
2 耐熱容器に①、トマトをのせ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで約1分加熱する。トマトの皮を除き、ごはんとチーズを加えて混ぜ合わせる。
3 のりは半分に切り、②を広げて残りののりをかぶせ、手で軽く押さえて落ち着かせる。キッチンばさみで1㎝角に切る。
〈材料〉16枚分
ホットケーキミックス・・・25g(ふんわり入れて大さじ3)
オクラ・・・1/2本
じゃがいもすりおろし・・・大さじ1
にんじんすりおろし・・・大さじ1
プレーンヨーグルト・・・大さじ3
粉チーズ・・・小さじ1
〈作り方〉
1 オクラは薄切りにして種を除いて耐熱容器に入れ、水大さじ1(分量外)を加え、ラップをせずに電子レンジで約1分加熱し、水気を切る。
2 オクラ以外の材料を混ぜ合わせる。
3 フライパンを弱めの中火にかけて、②を直径2~3㎝大に落とす。①をのせ、ふたをして焼き、表面がフツフツしてきたら返し、再びふたをして、両面をこんがりと焼く。
※好みでケチャップを添える。
〈材料〉
ごはん・・・80g(子ども茶わん八分目)
キャベツ・・・20g(中1/3枚)
鮭・・・15g(切り身1/8枚)
水・・・大さじ1~2
牛乳・・・大さじ1~2
片栗粉・・・小さじ1~2
バター・・・小さじ1
〈作り方〉
1 キャベツはラップに包み、電子レンジで約1分加熱し、みじん切りにする。
2 鮭と水は耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジで約20秒加熱し、細かくつぶす。
3 ①、②、ごはん、牛乳、片栗粉を混ぜ合わせる。
4 フライパンを弱めの中火にかけてバターを熱し、③をスプーンで2×5㎝程度の棒状に落とし、両面をこんがり焼く。
〈材料〉
さつまいも・・・140g
めかじき・・・15g(切り身1/8枚)
牛乳・・・少々
片栗粉・・・大さじ1
水・・・大さじ3
バター・・・小さじ1
〈作り方〉
1 さつまいもはキッチンペーパーにくるみ、水にぬらして耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで約2分30秒加熱する。
2 めかじきは片栗粉少々(分量外)をまぶし、耐熱容器に入れ、水小さじ1(分量外)をかけてラップをして、電子レンジで約20秒加熱する。
3 ①②を水分ごと合わせ、フォークでなめらかにつぶす。牛乳でかたさを調節し、片栗粉、水を加えて混ぜ合わせる。
4 フライパンを弱めの中火にかけてバターを溶かし、②を2×5㎝程度の棒状に落とし入れ、両面をこんがりと焼く。
生後9ヶ月頃から手づかみ食べをタート。最近は、つまむことがじょうずになり、食パンのスティックやトマトを上下8本の歯で少しずつかじって食べます。ごはんは3食ともママと一緒に食べています。
〈今回のメニュー〉トースト、フレンチトーストのスティック、豆腐ハンバーグ、ゆでじゃがいも、きゅうり、ミニトマト。
大好きなパンケーキは上下5本の歯でかじりとったり、手でちぎって、口に押し込んで食べています。ヨーグルトも豪快に手づかみ。指を口に入れてしゃぶるように味わいます。
〈今回のメニュー〉かぼちゃのパンケーキ、しらすおにぎり、ゆでブロッコリー、ゆでにんじん、ヨーグルト、ブルーベリー。
手づかみ食べは生後8ヶ月頃から。サーモンの刺し身をソテーしたものがお気に入りで、つかんで指ごと口に入れて、押し込みます。うどんは1本ずつママの手のひらからつまみ食べ。
〈今回のメニュー〉焼き鮭、ゆでじゃがいも、大根のだし煮、メロン。2㎝長さに切ったかけうどんも用意しました。
生後8ヶ月から始まった手づかみ食べは、わしづかみにして、口に押し込むスタイル。上手につまめるまであと一歩です。歯がまだ上下4本なので、ゆで野菜はやわらかめに煮ています。
〈今回のメニュー〉豆腐の肉だんご、型抜きパン、ゆでにんじん。ベビーダノンは手ですくって食べたり、ママがパンにつけたり。パンは型抜きでかわいくアレンジ!
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手づかみ食べが始まると、顔や手がベタベタになったり、テーブルの上がぐちゃぐちゃになって、気になってしまうパパやママもいるのではないでしょうか?でも「赤ちゃんの脳が育ってる!」と思えば、少しは気がラクになるはず。赤ちゃんの成長・発達に欠かせないことなので、思う存分「手づかみ食べ」させてあげてくださいね。
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●電子レンジは表記がないものはすべて600Wを使用しています。500Wの場合は加熱時間を1.2倍してください。
●小さじ1は5㎖、大さじ1は15㎖、1カップは200㎖です。
●材料は特に表記のない場合、赤ちゃん1回分です。
●材料の分量は、皮や種を除いた可食部の重さをあらわしています。
調理・レシピ/ほりえさわこ 『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです