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●CASE④/Sさん(総合商社勤務・33歳)の場合
私が育休を取得しようと思ったのは、子どもの一生に一度の貴重な毎日の成長を見届けたいと思ったこと、そして妻が外国人なので、初めての子育てに、育児面のみならず、諸々の手続きなど、サポートが必要だと感じたこと、この二つがきっかけでした。
取得の意向を伝えると、妻は職場での関係性の悪化などに対する心配はしてくれつつも、全面的に歓迎。会社は、社として男性の育休取得を推進していること、また男性にも一様に与えられている権利であることも踏まえ、ポジティブな反応でした。業務の繁忙期を避けたことも奏功したと思います。
最初の1ヶ月でも育休を取って本当によかったと思うとともに、1年丸々取ればよかったという思いもあります。育児の大変さを身をもって実感できましたし、復職後も毎日の妻の苦労が理解でき、妻への感謝の気持ちは強くなりました!
A.妻が安定期に入るタイミングで、直属の上長に報告と育休取得の意向を伝えました。担当業務の繁忙期も踏まえ、現実的な取得時期を相談し、上長に報告・相談しました。
最初の時点で2度取得する意向は伝えていたものの、途中で部署異動があり、異動後すぐに新たな部署の上長に、前所属の部署ではすでに了承取得ずみであったことも含めて報告し、了承を得ました。
A.泣いていても理由がわからず、最初の1ヶ月は悩みました。一方で、妻と一緒にいろいろと調べて、悩んで、自分たちなりに乗り越えてきたことで、妻との一体感や育児に対する私自身の自信は高まりました。
また、赤ちゃんの唯一のコミュニケーション方法が泣くことだと理解することで、自分もできる限りのことをしてあげようと思えるようになりました。
A.短期間でいいので、子どもと全力で向き合う貴重なチャンスを活用してほしいです!わが子の小さいときの成長を見られるのは一生に一回。
仕事から離れ、家族と向き合うことで、自身の価値観や人生設計をゆっくり見直す機会にもなります。職場に対しては、できるだけ早いタイミングから取得意向を伝えると、周囲の理解を得やすくなるかと思います。
〈Sさんの育休取得の流れ〉
6月 上長に相談⇒この時点で2回目の取得意向も伝える
9月末 通常業務+不在中の業務引継、妻出産
10月 配偶者出産休暇(1週間)~有給休暇(1週間)~有給休暇(2週間)
11月 職場復帰
翌年4月 2回目の育休を上長に相談
5月 業務引継
6~8月 2回目の育休を取得(予定)
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やはり職場環境に大きく左右される、男性の育休取得。今回ご紹介したパパたちは、紆余曲折ありながらも育休を取得されていて、心強いものがあります。そして、パパ自身も「積極的に育休を取ろう!」という気持ちになれるように、社会全体が改善していくことを期待したいですね。
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『Baby-mo(ベビモ)2022夏秋号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです