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●CASE②/Oさん(会社員・46歳)の場合
二人目の妊娠判明時に、育休を決意しました。おむつ卒業さえまだ遠い2歳児と新生児のW育児は、産後すぐの母親には想像を絶する大変さが予想できたためです。
いざ始めると予想以上に時間と体力を消耗し、あまりの多忙な日々で「考えること」も忘れるほどでした。連日の寝不足&疲労からくる心の乱れと、わが子を守らなければという理性との闘いが、常に頭の中でくり広げられていた感じです。
ネガティブなことばかり挙げましたが、新生児(&2歳児)の一挙手一投足を24時間、そばでずっと見られたことは、本当にかけがえのない経験です。
小さい彼女たちのしぐさ、表情、言葉を、全身で受け止められる時間はとても貴重で、子育てしながら、自分自身も“成長”を感じるほどでした。そして、よく聞く「育児は育自」という言葉が、初めて身にしみてわかるようになりました。
A.仕事ならオンオフがありますが、育休中は常に子ども(+妻)と対面しており、この状況が際限なく続くような感覚にさえなりました。そんななかで、妻は唯一の「大人の会話ができる人」。
その唯一の“大人” と「ケンカしないこと」に育休中は気をつけていました。ケンカなどで会話もできない時間をずっと過ごすことは、想像するだけで大変なストレスだからです。
A.育休が終わって仕事復帰したら、安心・解放感があったか、というとまったくなく・・・。
なぜなら自分が会社に行っている間、妻のワンオペ状態へのうしろめたさで頭がいっぱいになり、逆に「なぜ自分はいま昼間に家を離れているんだ?」という疑問さえ持つ感じにもなりました。
育休を経験したことが、その後の自分自身の働き方に大きな影響を与えたように思います。
A.世の中には動画やゲームなど「いつでも楽しめる」コンテンツが多いですが、子どもの成長は完全に「不可逆的」コンテンツ。
そばで見られるチャンスがあるのに、その時間をつくらないのはもったいないです。この瞬間しかできない、かけがえのない「乳幼児の24時間連日育児」という体験型コンテンツ=育休を、ぜひ全パパに楽しんでもらいたいです!
〈Oさんの育休取得の流れ〉
3月 上長に相談
4月 妻&長女が実家に里帰り業務の引き継ぎ
6月 次女出産、妻は実家で育児
7~8月 業務の引き継ぎ
8月下旬 妻・長女・次女が家に戻る
9月 育休取得(4ヶ月)
翌年1月 職場復帰
『Baby-mo(ベビモ)2022夏秋号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです