骨盤矯正パーソナルトレーナーNaokoさんの、妊娠中~産後のエクササイズ連載。【ながらエクササイズ編】4回目の今回は、産後イライラしてしまうその原因を探りつつ、体を動かすことでイライラを解消する方法を伝授します。
※本連載の「おしり筋トレ」は、産後の体調に合わせて行うようにしてください。医師や助産師からの指導に従ったうえで、疲れすぎない範囲でトライしてみましょう。レーニングの回数などはあくまで目安なので、「気持ちいい」と感じる程度で無理をしないようにしてください。
掃除中は〈おうちジム〉タイム!
家事も育児もママだけががんばるワンオペになりがち…というファミリーの場合、ママが自分の体をメンテナンスする時間も削られるかもしれません。パパに対して、自分時間がとれないことに対してイライラを抱えないように、体力づくりをしながら家事をしちゃいましょう!
バレエポーズで掃除機がけ
掃除機やシートタイプモップをかけるとき、手足をなるべく遠くに伸ばしてバレエのアラベスク(片方の足で立ち、もう一方の足を上げる)のようなポーズをとってみましょう。一歩前に踏み出すごとに、一瞬ポーズをキープ。これだけで筋力アップができます。
【ポイント】●重心が前のめりにならないようにする
●頭が上から引っ張られているイメージで背骨を上に引き上げるよう意識
●足の高さよりも背筋を伸ばすことが優先
足を高く上げることが目的ではないので、上の写真のような角度でもOKです。体の重心がどこにあるかを意識しながらやってみましょう。
片足で立つときには、どうしても前重心になりがちですが、そうするとおなかが出てしまいます。伸ばした手と逆方向に体をもっていくよう意識すると、重心が真ん中になって、おしり筋を鍛えることができます。
バランスのいいプロポーションになるためには、利き手と反対でもやってみましょう。
家の中で踊っているなんて誰かに見られたら恥ずかしい?…いえいえ誰も見ていませんよ。見ているのは赤ちゃんだけ。しかも、ママが楽しそうにダンスしていたら、赤ちゃんは喜んじゃうかも!ママが楽しそうにしていることは、赤ちゃんにとってはいちばんうれしいことです。
ハンディモップをかけながら首すじストレッチ
高いところをお掃除するときには、肩を上にあげないように意識。こうすることで腕はスッキリ伸びる、背筋も鍛えられます。
背骨を伸ばすことで背中の筋肉を伸ばすと、自然と手も高いところまで届くようになります。腕だけを上げようとすると、かえって体は縮こまって、うまく腕も伸びません。
★NG姿勢★肩が上がって耳に近くなってしまうと、首に横じわもできて、肩首周りが詰まった感じになってしまいます。こんな姿勢で掃除を続けていたら、疲れてしまいますし、肩もこります。
「使いやすい筋肉を動かす」ことはラクそうに思えますが、実は「疲れやすい体の動かし方」なんです。肩こりはその代表!
日頃動かしにくい筋肉も使ってあげましょう。そのほうが、体がスムーズに動かせるようになります。体がスムーズに動かせるということは、気持ちもポジティブになる、ということでもあります。