1歳を過ぎると、手先がどんどん器用になってきます。指先を使ったおすすめの遊びを、小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生がお答えします。
Q.指先を使う遊びは脳を育てると聞きますが、何をさせるのがいいですか?
A.内容よりも「ママが子どもといっしょに楽しむ」ことが大事です
1歳を過ぎると、手先を使った遊びは脳の発達の面でもおすすめです。
たとえば新聞紙。ぐちゃぐちゃに丸めてテープで巻いてボール遊びをする、びりびりに引き裂いて部屋中にまく、全部広げて半分に折る、子ども用のはさみでデタラメに切ってみる…などいろいろなことができます。
大きなビーズにひもを通したり、単純な形のパズルをしたり、型落としのような遊びもおすすめです。歌を歌いながら、手遊びをするのもいいですね。
いずれにしても、いっしょに遊ぶママが楽しめる遊びを選んでください。ママが楽しむことで遊びがどんどん広がっていきます。
知っておこう!手指の発達の目安
【生後10ヶ月頃~】ボーロなど小さいものをつまむ指先の動きがこまやかになり、小さなものを指と手のひらを使ってつまめるようになります。手づかみ食べがじょうずにできるようになるのもこの時期です。
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【1歳6ヶ月頃~】スコップで砂をバケツに入れるスコップを順手でしっかり握り、砂をすくうことができるように。バケツという目標を目で確認しながらそこに砂を入れるためには、目と手が協応しながら動く必要があります。
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【2歳頃~】紙を折る、シールをはがす親指、人さし指、中指の3本の指で物がつまめるようになります。指先にも力が入るので、はさみを使ったり、ボタンをとめたりといった動作もじょうずにできるように。
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