【5】超音波検査の画像を一緒にみる機会を
妊婦検診に連れて行ってみるのもよいかもしれません。実際に、おなかの中に赤ちゃんがいるのを見せると「お兄ちゃん・お姉ちゃんになるんだ~」と実感がわきます。ただ、これをするときの注意ですが、連れていく場合は上の子の性格や時期を考えて連れていきましょう。
【6】自分が赤ちゃんのときにアルバムを見せてお話を
上の子を出産した時から1歳ぐらいまでの写真を現像してアルバムに入れ、ママやパパと二人で見て、生まれたときのエピソードを話してみましょう。これをすることで「僕(私)も赤ちゃんだったんだ。僕(私)も愛されている!」と思うようになります。
授乳をしてる写真、抱っこをしてる写真、お風呂を入れているときの写真などは、赤ちゃんはママの助けがないと何もできないんだというメッセージを伝えることができるので、効果的ですよ。
【7】ママが入院で離れる間、上の子の写真を入院室に飾って
お産入院の荷物の中に、お兄ちゃん・お姉ちゃんの写真も一緒に入れましょう。病院に着いたらまずそれを飾ります。しばらくお産入院でママと離れなければいけないという状況で、ママは赤ちゃんのことばかり考えているのではなく、自分のことも大切にしてくれているのだということを感じでもらえます。
【8】赤ちゃん→上の子のプレゼントをママがこっそり用意して
生まれてくる赤ちゃんからお兄ちゃん・お姉ちゃんへのプレゼントを内緒で準備しておきましょう。そして、お産入院の荷物の中に入れて病院に持っていきましょう。【3】で紹介した歓迎のためのプレゼント選びの逆バージョンです。
下の子の出産後にできる上の子ケア
【9】赤ちゃんから上の子へ「はじめまして」のプレゼント
産前にママが秘密で用意しておいた【8】のプレゼントの出番です。生まれたあと、初めて赤ちゃんと上の子が対面するときに準備していたプレゼントを、「赤ちゃんからプレゼントがあるんだって。はい、どうぞ」「これからよろしくねと言ってるよ」と渡しましょう。
私は長男がその当時欲しいと言ってた赤い車を事前に内緒で購入しておき、次男から長男へのプレゼントしました。すごく喜んでいましたよ。
【10】周囲は上の子への祝福も忘れずに
赤ちゃんが生まれると、友人や親せきからたくさんのお祝いギフトが届くはず。それはたいてい、ベビーウエアなどをはじめとした赤ちゃんのためのアイテム。赤ちゃんばかりプレゼントをもらえて、「僕(私)にはないんだ…」と上の子はさみしい気持ちになることもあります。
お祝いに来てくれる友だちに、赤ちゃんに対してのお祝いより上の子へのプレゼントを持ってきて欲しいと伝えてみましょう。
【11】ママをひとりじめできる時間を上の子につくってあげて
上の子とママの二人だけの時間をできるだけ多くとるようにしましょう。週末はパパに赤ちゃんを任せて、二人でお茶をしたり、公園に行って遊びましょう。時間がない時は、散歩を5分するだけでもよいので、二人の時間を頑張って作ってみてください。
これは意識的に頑張る必要があります。産後のママは十分に頑張っているので、「頑張ってね」とはあまり伝えたくないのですが、上の子との時間を作ることは頑張ってもらいたいと思います。
私の場合は、意識的に長男と次男、それぞれと二人だけの時間を取るようにしています。どちらかというと、長男との時間を作るほうをより強く意識しています。
【12】上の子には愛情と感謝の言葉をたくさん伝えて
上の子と二人の時間ができた時にはきちんと顔をみて、「いつもありがとう。弟(や妹)が生まれてからいっぱい我慢してるよね。ママはいつも見てるよ。ママのことを助けてくれてありがとうね。大好きだよ」と伝えてください。これをすることで心が満たされ、寝ぐずりや夜泣きを軽減することができます。
【13】アルバムを一緒にみてママとの会話を楽しむ時間を
ぐずった時には、上の子が生まれた時のアルバムを一緒に見て「わ~、かわいいな~♪見てこれ!」と会話をしてください。その際、赤ちゃんに命名した名前がもうあったとしても、具体的な名前を出すのはなるべく避けるようにします。「下の子と似てるね~」と、あえて“下の子”という呼び方をしましょう。