子どもにとっての睡眠は、単なる休息ではありません。よく「寝る子は育つ」といいますが、まさにそのとおり。今回は発達脳科学者の成田奈緒子先生監修、自律神経をととのえる62の習慣を紹介した書籍『子どもにいいこと大全』から、「朝起きる時間」についてご紹介します。
【子どもにいい習慣】朝は6時には起きて、朝時間を活用
▶家を出るまでに交感神経が優位に切りかわる
▶頭がクリアだから何をやるにも集中力が高い!
やりたいことは、朝早く起きてやる生活にシフト
夜8時〜9時には寝ることを徹底すると(
前の話参照)、夜、子どもが自由に使える時間はどうしても短くなります。
夕食を食べ、お風呂に入ったり、明日の準備をしたりしているうちに、あっという間に寝る時間。「見たいテレビがあるのに」「宿題が終わってないよ!」と子どもから不満が出るかもしれませんね。
でも、心配いりません。やりたいことは、朝早く起きてやってみて。
夜はゆっくり、朝はバタバタの生活をぐるりと転換させ、朝時間をゆったり有効に活用する毎日へとシフトしましょう。
朝は6時までに起きるのを目標に
朝は6時までに起きることを目標にしてみましょう。
目が覚めたら、まず朝日を浴びることから一日をスタート。家を出るまでに2時間ほどあれば、宿題をしたり、録画したテレビ番組を見たり、親子で朝ごはんをいっしょに作ったりすることもできます。
朝の2時間をどう活用するか、子どもの自由にまかせるのもおすすめ。
時間感覚を身につける効果も期待できます。
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』1,430円(主婦の友社)
【目次】序章:自律神経をきたえると子どもに“いいこと”がたくさんあります!
第1章:まず身につけたい基本の生活習慣17
第2章:子どもに睡眠は何より大切!ぐっすり眠り、すっきり目覚めるための習慣9
第3章:ちょっとの工夫で変わる!朝から食欲モリモリになれる習慣11
第4章:ストレッチ、ヨガ、ツボetc.体を動かして自律神経をきたえる習慣13
第5章:アロマ、洋服の着せ方、検温etc.ほかにもとり入れたい“いいこと”習慣12
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