ハンドリガードで利き手がわかる?
どちらの手でするかは、向きグセが関係あり
ハンドリガードは片手だけの場合も、両手をじっと見つめる場合もあります。
片手でやる場合、ハンドリガードをする方の手が利き手なのでしょうか? 答えは「?」です。ハンドリガードを左右どちらの手でするかは、利き手かどうかよりも、頭の向き(向きグセ)のほうが大きく関係するからです。
赤ちゃんはママのおなかの中にいるときから、自分が心地いい、落ち着く姿勢の向きグセを持っています。生まれてからの赤ちゃんも一緒。 右側を向くクセのある赤ちゃんは反射的に右手を伸ばすので、手指をながめたり、口に持っていったりするのも右手が多いでしょう。
たまたまそれが利き手だったということはあるかもしれません。でも、ハンドリガードをする側の手が利き手と決まっているわけではありません。
ハンドリガードをし始めた赤ちゃんの注意点
赤ちゃんの手指はいつも清潔に
赤ちゃんはエネルギーいっぱいなので、大人よりも汗っかき。特に手のひらと足の裏にはたくさんの汗をかきます。
赤ちゃんはよく、ギュッと手を握りしめていますよね。その手をそっと開いてみると、ホコリやゴミ、ほわほわとした糸くずなどがくっついていませんか? 赤ちゃんの手は汚れやすいので、いつも清潔にしてあげましょう。
でも、汚れるからとハンドリガードを制限するようなことはしないでください。自分の手や指をながめ、動かし、しゃぶるのは、赤ちゃんにとってとても楽しい遊びです。かきこわさせたくない湿疹ができているなどの特別な理由がない限り、ミトンも使わないほうがいいですね。
周囲を片付け、自由に手を動かせる環境に
ハンドリガードが始まる生後2ヶ月ごろは、まだ首を自由に動かせず、向きグセで同じ方向ばかりを向いていることが多いでしょう。ですから、どちらか片方の手でハンドリガードをすることが多いと思います。
そのうち首を左右に動かせるようになると、反対の方の手を伸ばしたり、動かしたりするようにもなるでしょう。ハンドリガードは「両手でしないといけない!」というものではありませんが、両手でできれば赤ちゃんはもっと楽しめます。存分にハンドリガードができるように、環境づくりを心がけてあげてください。
たとえば、
・ベビーベッドの上にはものを置かず、すっきりさせておく
・手や体が自由に動かせるような状態で、寝かせる
などに気をつけてあげましょう。
もちろん、片方の手だけでハンドリガードを続けていても、何の問題もありません。「両手でできるともっと楽しいんじゃないかな?」と思うなら、いつもしない側のほうから声をかけてみてはどうでしょう。いつもとは反対側からおもちゃで誘ってみるのもいいですね。
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赤ちゃんが初めて出合う「自分の手」。ハンドリガードは赤ちゃんがこれから世界を知っていく第一歩とも言えますね。赤ちゃんにハンドリガードをしている様子が見られたら、ぜひ応援してあげてください!
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