重い・軽いの違いはあれど、「つわり」を経験する妊婦さんは約8割にものぼるそう。つわりがキツイほど、「これはいつまで続くの?」「原因は何?」「もしかして、妊娠前の生活習慣に何か問題が!?」など、いろいろ考えてしまいますよね。
実はつわりの状態がなぜ起こるのかは未だにわかっていないのですが、「もしかして親からの遺伝なのでは?」という疑問も。産婦人科医の鮫島浩二先生に真偽をうかがいました。
つわりはママと赤ちゃんの組み合わせによって起こるもの。遺伝はしません
妊娠してから、ママ自身がお母さん(おなかの赤ちゃんのおばあちゃん)のおなかにいたとき、どうだったかという話を聞くことがあるでしょう。「つわりがきつかった」と言われると、自分のつわりがきつい場合は「遺伝なのかも」と思われるかもしれません。
でも、つわりの状態は遺伝しません。姉妹でも、つわりの状態は一人ひとり違います。自分だけの体質ではなく、ママと赤ちゃんの組み合わせによって起こるのがつわりなのです。あまり考えすぎないで、おおらかに受け止めましょう。
ママのお母さんがつわりが重かったのであれば、お母さんが妊娠中どう過ごしていたかも聞いてみると、新たな発見がたくさんあるかもしれませんよ。
気圧が低くなると、つわりの状態が悪化しやすい
また、台風が近づいたり、急に天気が悪くなるようなとき、いつもよりつわりがひどくなることがあります。これは、気圧が低くなることで、血管が収縮するから。血管が細くなると全身の血行も悪くなるので、体も冷えやすくなります。
このように、妊娠中は気圧の変化に敏感になる人もいるので、意識して体をあたためたり、リラックスを心がけるといいですね。
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