今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
平和こちらは女の子の名前です。まずは各字の意味をおさらいしていきましょう!
「平」(音:ヘイ ビョウ 訓:たいら ひら)1.凹凸や傾斜がない。たいら。
2.たいらにする。
3.一様で、かたよりがない。
4.特に変わった様子がなく、おだやかである。
5.特別のことがないこと。ふだん。普通。
「和」(音:ワ カ オ 訓:やわらぐ やわらげる なごむ なごやか あえる なぐ なぎ)1.争いごとがなく穏やかにまとまる。
2.やわらいださま。ゆったりとして角経たない。
3.性質の違うものが一緒にとけあう。
4.声や調子を一つにあわせる。
5.二つ以上の数を合わせたもの。
6.日本。
7.大和国。
「平和」(読み方:へいわ)1.戦争や紛争がなく、世の中がおだやかな状態にあること。また、そのさま。
2.心配やもめごとがなく、おだやかなこと。また、そのさま。
(出典:weblio )まさに平和な世の中、平和な人生を願ってつけられた名前なのでしょう!
赤ちゃんの名づけは、生まれた時季や親の願い、好きなものからつけられる傾向が多く、時代背景に影響された名前をつける方も少なくありません。特にコロナ禍以降は、平和や健康、明るい未来を願った名づけが見受けられるケースが増加中なんだとか。
そのまま「へいわ」ちゃんと読むのではないでしょうね。「ひらな」ちゃん?それとも「のどか」、「へいな」…?
さて、正解は…
おりいぶなんと平和の象徴・オリーブ!オリーブとはモクセイ科の常緑高木。オリーブの実やオリーブオイルなどでお馴染みですね。
平和を希求する国連の旗にもオリーブの枝が描かれており、これは旧約聖書のノアの方舟のくだりで、「荒れ狂う洪水が収まり、再び平和が訪れる」ことを知らせに来た鳩がくわえていたのがオリーブの枝だったことが由来しているそうです。
また、古代ギリシャ人はオリーブの木を神聖なものと信じていたそう。オリンピックのメダリストにはオリーブの枝葉でつくられた冠が贈られていますが、これは英雄ヘラクレスが植えたとされるゼウス神殿のオリーブの木から作られた冠が起源だとか。
このように神聖で平和の象徴である「オリーブ=Olive」にまつわる名前「オリヴィア」「オリヴィエ」は欧米英語圏ではかなり人気の名前。ちなみに男性の場合は「オリバー」になります。平和への願いを名前に込める思いは世界共通なのでしょうね。
ちなみに、世界的カートゥーンアニメ『ポパイ』の恋人もオリーブちゃんですね。こちらの本名は「オリーブ・オイル(Olive Oyl)」というのだそう!可愛いらしいですね。
愛する我が子には、平和な世の中で健やかに生きてほしい!そんな願いがこめられているのでしょうね。
【この名前は読める?】➤➤➤「六月」ってどう読むかわかる?あの超人気ジャニーズとまさかの同名!➤➤➤「宇宙」ってどう読むかわかる?想像の斜め上をいくSFネーム!文/小林みほ