今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
夏果まずは各字の意味をおさらいしていきましょう!
「夏」(音:カ ゲ 訓:なつ)1.なつ。四季の第二。春と秋の間で、日本では6、7、8月をいう。
2.中国の自称
「果」(音:カ 訓:はたす はてる はて)1.木の実。
2.原因があって生じるもの。
3.仏教の悟りの境地。
4.思い切ってする。
5.予想通り。はたして。
[名のり]あきら・はた・まさる
(出典:weblio )ちなみに、「夏果」といえば俳句でつかわれる季語として知られています。この場合の読み方は「なつはて」で、夏の終わりごろをさす、風流でうつくしい言葉です。
ひょっとすると晩夏ごろに生まれたお子さんなのかもしれませんね。ということは…そのまま「なつはて」ちゃん?「なつか」?果を果物になぞらえて、「なつみ」ちゃん?
さて、正解は…
ぱいん「パイン(Pine)」 読み方:ぱいん
1.松。松の木。
2.パイナップルのこと。
(出典:weblio )夏の果物=パイナップル!ということで、パインちゃんと読むようです。
パイナップルは南米の熱帯地方原産の人気フルーツ。日本や英語圏では「パイン・アップル=松かさの形をしたりんご」という意味で呼ばれています。
ビタミンやクエン酸が豊富に含まれており、疲労回復効果が抜群。不溶性食物繊維もたっぷりのため、夏バテに非常に効果的とされています!
「夏果」この漢字の字面は、季語としても使われるように風流な印象です。しかし実は「パイン」というトロピカルでキャッチーな音感で読むギャップも、インパクトがあっていいですね。
トロピカルといえば、沖縄の人気ゆるキャラ「
パインちゃん」を思い浮かべた方もいるかもしれません♡
ゆたかな実りをイメージでき、またかわいらしさも併せ持つ果物にまつわる名づけは、特に女の子で不動の人気。「柚」や「杏」、「桃」「苺」らの字は、毎年発表される人気名づけランキング上位でよく見かけますね。生まれた季節の果物をセレクトする方が多いようです。
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