今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
一二三前回の難読名前クイズは「
三二一」さんでしたが、今回は反対の「一二三」!この名前の有名人として、人気棋士の加藤一二三さんを思い出す方も多いのではないでしょうか?
ただし、本件は女の子の名前で、「ひふみ」ちゃんではありません。
まずは各字の読み方・意味をおさらいしてみましょう。
「一」(【音】イチ 【訓】ひと ひとつ)1.数の名。ひとつ。2.物事の最初、一番目、3.ひとたび 4.最上のもの 5.ひとまとまり 6.他を交えず
「二」(【音】ニ ジ 【訓】ふ ふた ふたつ)数の名。ふたつ
「三」(【音】サン 【訓】み みつ みっつ)数の名。みっつ、三番目
(出典:weblio )女の子なら…「いずみ?」「かずみ?」「ひとみ」?いやいや違うんです。さて、正解は…
わるつ 「ワルツ」とは、4分の3拍子の軽快・優美な円舞曲のこと。またはそれに合わせて踊る社交ダンスのことを言います。ドイツ語の「walzen(旋回する)」が語源とされています。
(出典:weblio)ワルツの曲を演奏したり、ダンスするときに「1,2,3」と拍子をとることが由来しているのかもしれません。音楽好きなご両親なのか、優雅なプリンセスのような可愛いイメージでつけたのでしょうか。
ちなみに前述した、「一二三」の読み方で最もスタンダードな「ひふみ」は、大和言葉による数の数え方「ひとつ、ふたつ、みつ…」を略した「ひー、ふー、みー…」に由来し、神道の祭祀で神に唱える「ひふみ祝詞」の最初の部分としても伝わっています。
古来から日本に伝わる字と、西洋の美しい文化を融合させたハイブリッド・ネームですね!
【この名前は読める?】➤➤➤「蛍」ってどう読むかわかる?国民的ドラマのあの名前ではありません!➤➤➤「天胤」ってどう読むかわかる?人気漫画のあのキャラにも同名が!文/小林みほ