今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
可愛いまや世界共通の日本語の1つとして多くの人に使用されている「Kawaii」・「Cawaii」=可愛い!その字そのものが名前になっています。しかし今回は、「かわいい」とそのまま読むのではありません!
まずはそれぞれの字について、調べてみましょう。
「可」(音:カ、コク)(訓:よい、-べし、ばかり、-べき)
1.よい、よろしい。成績評価では良の次のランク。
2.よろしいと認める。
3.できる。成し得る。
4.~するがよい。それに値する。
「愛」(音:アイ)(訓:いとしい、めでる、かなしい、おしむ)
1.かわいがりいつくしむ。思い焦がれる。いとおしいと思う気持ち。
2.対象を気に入って楽しむ。
3.二つとない対象を大切にする。
4.大事なものを手放したくないと思う。おしむ。
「可愛」(かわい かはい 形容詞「かわいい」の語幹)
1.愛らしく感じるさま。いとしく思うさま。
2.かわいそうに思うさま。ふびん。
3.他と比べて小さい、弱いさま。
(出典:weblio )「元女優の「岡田可愛」さんを思い浮かべた方もいるかもしれません!こちらは「かわい」さんと読みます。
また、広島県には「可愛」と書いて「えの」と読む地名が各地にあるようです。ということは「えの」ちゃん?それかそのまま「かわい」ちゃん、「かあい」ちゃん?「かお」ちゃん?「かな」ちゃん?
さて、正解は?
はあとおそらく愛情を表現する記号である「♡=ハート」からとったのでしょう。
ハートマークは古代ローマの時代から愛情表現のシンボルとして使われていたといわれています。英語の綴りは「Heart」であるように、もともとは心臓や心をあらわすシンボルでしたが、特に12世紀ごろから、ヨーロッパ圏でのキリスト教の普及とともに、愛を表すマークとしてメジャーなものへとなっていきました。
今ではハートマークは愛情表現としてはもちろん、誰もが知っている、かわいい絵文字や記号の代表格。<ハート=カワイイ>と連想するのは自然なことかもしれません。
ちなみに、「はあと」と読む名前は男女ともに人気の傾向。他の字を用いたものとして「心」「心愛」「心斗」「温心」など、やはりハートの意味を持つ「心」の字が比較的多用されるようです。
有名バーチャルアイドルの「赤井はあと」さんは平仮名ですが、やはり”かわいらしい”イメージとしてこの名前を選ぶのでしょう。
この名前からは、親御さんの愛情が全力で伝わってきますね!もう可愛くて可愛くて仕方がなかったのでしょう♡女の子らしくて、皆から愛される人に育ってほしい…そんな願いが込められているのでしょうか。
【この名前は読める?】➤➤➤「蛍」ってどう読むかわかる?国民的ドラマのあの名前ではありません!➤➤➤「宇宙」ってどう読むかわかる?想像の斜め上をいくSFネーム!文/小林みほ