今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
慈帝こちらは男の子の名前。「帝」という字を名前に使うのはとても珍しく、字面だけだとまるで歴史上の人物のようです。
まずはそれぞれの字について、調べてみましょう。
「慈」(音:ジ)(訓:いつくしむ)
1.いつくしむ。情けをかける。恵み深い。2.母のこと
「帝」(音:タイ、テイ)(訓:みかど)
1.天下を治める最高の支配者。天子。2.宇宙を統括する最高神。3.「帝国主義」の略
(出典:weblio )ひょっとしたら昔どこかに本当におわしたかしら?と思わされるほど、やんごとない字が並んでいますね!
普通に読めば「じてい」?もしくは「しげた」「やすた」…
さて、正解は?
じぇだい恐らく映画『スターウォーズ』シリーズに登場する「ジェダイ」を模しているのでしょう。映画の中のジェダイは、銀河をつかさどるエネルギー「フォース」とライトセーバーを用いて戦う、銀河系の自由と正義の守護者です。
これは親御さんがスターウォーズファンであることは間違いなさそう。
実は「ジェダイ」は欧米でも珍しい名前として時々見かけるようです。綴りは映画のとおり「Jedi」で決まりでしょうね!
ジェダイの清廉潔白&気高い精神のイメージは世界共通。立派に大きく育てよ!という親御さんの願いが込められているのがよくわかります。
少し話がそれますが、「慈」の字において難読ワード界隈で有名なのが「慈姑」。こちらは、おせち料理や茶わん蒸しで初冬頃から見かける「クワイ」と読みます。
ぐんぐん大きな芽が育つことから「めでたい」「出世」「向上」を連想させ、昔から出世祈願の願いをこめて食されることが多いです。
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