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2022.10.12

病気・ケガ・救急

赤ちゃんが新型コロナウィルスに感染!?もしもの時のために知っておくべきこととは?【小児科医監修】

猛威をふるった新型コロナウイルス感染症。第7波では、多くの幼稚園や学校でクラスターが発生し、10歳未満の子どもの感染者数が増加。中には重症で入院になるケースも報道されました。10月になってようやく感染者数は落ち着きましたが、年末~年始にはまた第8波が来るとも言われています。

そこで、もしも赤ちゃんが、そして家族が感染したらどうしたらいいのか?埼玉県越谷市のつむぎこどもクリニック院長・吉岡淑隆先生にうかがいました。

赤ちゃんの体温が高い!最初にとるべき行動は?

子どもはもともと体温が高めで、ちょっとしたことでも上がります。たくさん遊んだ、暑い日に室内でエアコンをつけていなかった、ごはんを食べた、大声で泣き叫んだなどが原因のことも。

水分補給や着替えなどをして、30分くらい静かにしてから体温を測って、平熱に戻っていれば発熱と判断しなくても。

また、平熱が37度の子で37・5度ならば、それほど高くはありませんが、もし同じ37・5度でも平熱が36度の子なら、それは明らかに高いですね。朝、夕方、夜など、それぞれの時間帯の平熱を知っておくこともたいせつです。

「発熱かも」という場合はすぐ受診すべき?

受診の目安は体温の高さではありません。熱があっても、遊んだり、食事もとれて、元気なときは、急いで受診しなくてもいいのです。

反対に、ぐったりしている、意識や呼吸がおかしいなど、明らかにいつもと状態が違うという場合は、たとえ体温は低くても重症かもしれませんから、急いで受診すべきです。

また、ぼくはお父さんお母さんが心配なら、いつ受診してもいいと思っています。結果は「大丈夫だよ」かもしれないし、「お薬出しておきます」かもしれませんが。保護者の不安をとりのぞくのも小児科医の役目ですよね。

こんな症状があったらすぐ受診を!

ぐったりしている
母乳・ミルクが飲めない、食事がとれない
嘔吐や下痢をくりかえす
呼吸が苦しそう
意識がはっきりしない
顔色が悪い、唇が紫色
初めての熱性けいれん
再発でも、けいれんが5分以上つづく

赤ちゃんが新型コロナ陽性だったらどうしたらいい?

実は新型コロナ陽性でも陰性でも、医療の対応は、ほかの熱の出る病気と変わりません。治療薬はないので、症状をやわらげる対症療法になります。

熱がつらそうなら解熱剤を使いますが、病気を治すために熱が出ているので、バンバン使って熱を下げればよいというものではありません。病院で処方されたら、使うタイミングや使い方を確認しておきましょう。

大人が感染、また親子で感染した場合はどうしたら?

乳幼児のいる家庭で親が感染した場合に、子どものめんどうをみないわけにはいきません。誰が感染したかにもよりますが、ひとり親家庭ならそもそも無理。お母さんが陽性でも、授乳しなくてはならないケースだってあります。高熱で泣き苦しむ赤ちゃんに、マスクをはずしてママが笑顔を見せて安心させてあげる選択もありです。

隔離ができる状況ならすればいいですが、むずかしければ、家族みんなで感染に立ち向かう覚悟を決めましょう。ご家庭の状況にあわせた感染対策を取捨選択しながら、家族みんなが睡眠と食事をしっかりとる、といういちばんの基本となる努力をしましょう。「無理せずできる範囲で」、が大事です。

秋冬に向け心がけておくべきことは?

状況はどんどん変化していくので、今後どうなっていくかはわかりませんが、家族に陽性者が出れば数日間は外出自粛になるので、食料や紙おむつなど、生活必需品はある程度ストックしておきましょう。

また新型コロナウイルス以外にも、こわい病気はたくさんあります。一時期のような受診・健診控えは現在は少ないようですが、予防接種で子どもを守れるものは、ぜひ接種を受けてほしいですね。

この2年間インフルエンザの流行がなかったので、今年は要注意。インフルエンザの予防接種は、メーカーにもよ
りますが、生後6ヶ月以上から受けられます。

予防接種をしても発症する人はいて、それはインフルエンザでも新型コロナウイルスでも同じですが、集団として接種することで、重症化する人を減らします。大人は1回接種ですが、6ヶ月~ 13歳未満では2回接種です。

そして季節を限らず、しっかり寝て、食べて、適度に体を動かす。要は、ふつうに健康的に暮らすことがいちばんです。

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『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

Baby-mo〈ベビモ〉編集部

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