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そう考えると、赤ちゃんは生まれた瞬間から「STEAM探究者」であると言えます。世の中には不思議があふれまくっているわけですから。STEAMについて知りたければ、まず「赤ちゃんの目線」に戻ってみるというのもいいかもしれません。
例えば、「犬」と「猫」だって、あとから人間が勝手に名づけただけで、赤ちゃんは名前すら知らないわけですよね。でも、見た目で違いを見分けようとする。
大人は当然のことを当然思わないこと。童心にかえって、新鮮な気持ちでいろいろ感じたり、自分なりのアイデアでトライしてみたり、子どもの目を通して世界を楽しむといいと思います。
日本人は真面目なので、学校では「教科書」や「先生」、家庭では「親」がいて「なにかしてなげきゃ、教えてあげなきゃ」となりがちですよね。
でもそれって「正解」がある話なんですよね。もちろん「正しいことを知る」ことは必要かもしれませんが、「こうでなければならない」ということではないんです。
いま、「学校」をはじめ「勉強」「会社」「お金」とか、いろんなものの「定義」がすごく揺らいでいます。その中で、「正しさ」を伝えるのってすごく難しいと思うんです。
今の時代は「本質に立ち返る」「本質をもう1回考え直す」ということが必要だと思っています。
英語圏ではSTEAM教育のことを「学び方」と表現しています。Way of living(生き方)、playful(遊び心に満ちた)、exploration(探検)なんていう言葉もよく使われていて「問いをベースにした学び(inquiry-based learning)」という表現も。
子どものためにと思いすぎるのではなく「こうすると気持ちいいな」「こうすると楽しいな」ぐらいの気持ちで接するほうがいいのかなと思います。赤ちゃんももちろん同じ。言葉は話せなくても、いろんな事を感じとっていますからね。