【赤ちゃん】「胎芽」と呼ばれる存在に
受精卵ができてから16日目。1つの卵から「胎芽(たいが)」と呼ばれる存在になりました。「胚子」とも呼ばれます。外胚葉、内胚葉ができ、中胚葉ができたところです。まだ1mm以下の、目に見えないほどの大きさですが、刻一刻と、大きく体が変化していきます。
ここに至るまでにもたくさんのドラマがありましたが、ここから猛スピードで体の基礎ができ上がっていきます。
【ママ】受精卵は奇跡の1個!
妊娠は、ママの卵巣に何万個もあった卵胞細胞のなかから、いくつかの卵子の元が育ち、そのうちの1つか2つくらいが排卵されて、パパの精子と出会うことから始まります。
卵子の元・原子卵胞ははじめ約700万個あります。それが初経までにも淘汰され、さらに排卵が始まってからも、毎月30個くらい育つうちの1個か2個だけが成熟して排卵されます。
ママの一生のうち、排卵されたうちのほんの数個、もしくは1個だけが精子と出会うことに成功して、ようやく「受精卵」となります。
ものすごい確率だと思いませんか?奇跡の1個であり、さらにその受精卵は、誰に教えられたわけでもなく、どんどん分割して、刻々と体の元を築いているのが、まさに今のこの時期なのです。妊娠に気づいていない人も多いこの時期に、そんな奇跡が、体のなかで起こっています。
ママがこれからすること
葉酸をしっかりとる
葉酸は、おなかの赤ちゃんの脊髄や脳神経の形成に大きく関係するビタミンです。妊娠中を通して大事な栄養素ですが、妊娠初期にとくに重要です。
無理をしない
おなかで赤ちゃんを育てるということは、ママの体にかなりの負担がかかること。疲れやだるさを感じたら、すぐに休んで、無理はしないこと。
体をあたためる
ママの血液が、おなかの赤ちゃんを育てます。血流がよくなるために大事なのは、体を冷やさないこと。体を適度に動かすのも効果的です。
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