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2歳と0歳のきょうだいを育児中で、上の子の赤ちゃん返りに手を焼いています。上の子は、眠いときに暴れまわり、超絶不機嫌で手に負えません。下の子への授乳もままならず、上の子に怒ってばかりです。上の子に怒らずに過ごすには、どういう心持ちで接すればよいのでしょうか。(あゆみさん)
まず、多くの方が誤解なさっていることとしてお伝えしたいのは、上の子が求めているのは、「お父さん・お母さんとの時間じゃない」ということです。彼らが求めているのは、お父さん・お母さんと自分だけの、つまり「自分が一人っ子だったときのような過ごし方」なんです。
だから、下の子がいる状況下でいくら親御さんが上の子を愛でても、その子にとっては満足のいかない結果になっています。なので、たとえば下の子が寝ている間や、パートナーが下の子と出かけている間に、上の子と、彼らが一人っ子だったときのような過ごし方をしてみてください。
きょうだい一緒にお昼寝をしてるなら、上の子だけ先に起こして、ほんの5分、一緒に絵本を読むだけでもいいと思います。ちょっとでもいいので、そんな時間をどうやったらつくってあげられるかを考えてやってみれば、自然と上の子は落ち着いてくると思います。
また、上の子をしかってばかりになるのは、たぶん、ご自身に余裕がなくて、上の子に対してゆとりを持った接し方ができなくなっているだけです。悪いのはご自身でなく、時間のないその環境です。その環境を改善するには、周囲に頼ることです。
パートナーやおじいちゃん・おばあちゃん、近くのサービスやお総菜など、頼れるものはなんでも頼って、自分の時間を5分でも1分でも長くつくるようにするといいです。
自分自身がある程度満たされていれば、上の子のこともやさしい目で見ることができ、「この子はたぶん、こういう事情で赤ちゃん返りしているんだろうな」って考えられるはずです。
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア&メイク/加藤志穂(PEACE MONKEY)文/浜野雪江 『Baby-mo(ベビモ)2022年夏秋号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです