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編集部:やはり双子ちゃんならではの大変さ、ありますよね。一人が泣きだすと、もう一人も泣きだしてしまったり……。
石田:いや、実は二人同時のほうがラクだったりするんですよ。うちの子たちは、姉妹いっしょのタイミングに泣くとあんまりかまってもらえないとわかっていたのか、一人が泣きやんで落ち着いたなーって頃にもう一人が泣きだすパターンがよくあって。
だから、夜中に二人同時に泣きだしてくれると「ラッキー♪」くらいの気持ちで、急いでさく乳しておいた母乳を温めて「ママ代行ミルク屋さん」に哺乳びんをセットして「いまだ! 一緒に寝てくれ〜!」って感じでした(笑)。
母乳が順調であれば、さく乳はすごくおすすめ。日中さく乳しておいてくれたものを冷凍しておけば、夜中の授乳は奥さんを起こさなくてもパパが温めて飲ませてあげられるので。少しでも奥さんの睡眠時間の確保につながると思います。
編集部:パパも活躍できるよい方法ですね。ほかに、パパが心がけておくことってありますか?
石田:僕、さだまさしさんが好きなんですけど、『もーひとつの恋愛症候群』という曲の「相手に求め続けてゆくものが恋 奪うのが恋与え続けてゆくものが愛 変わらぬ愛」というフレーズにすごく共感するものがあって。
育児中でも、パパはつきあいとかで飲み会に行きたいとするじゃないですか。ここでストレートに「飲み会に行きたい」とママに要求すると、「じゃあ、代わりにこれとこれはやっといてよね」とママからもさらに要求が返ってきて、結果的にお互いの時間を奪い合い険悪なムードになるわけです。
編集部:たしかに、よくある光景ですね。
石田:でも、パパが一度「飲み会に行きたい」という自分の要求は胸におさめて、代わりにできるだけ早く帰ってママの代わりに家事をやったり、赤ちゃんの世話をしたり、自分の労力や時間を相手に与え続けることで「いつもがんばってくれてるから、たまには飲みにでも行ってきたら?」と、ママのほうから時間を与えてくれるようになる。
前者も後者もパパが飲みに行くという事実は変わらないけど、どうせならお互いにポジティブな声がけで進めるプロセスを踏もう。そんなことは考えていますね。
編集部:なるほど。こうした考えが仲むつまじいご夫婦の関係を築いているのですね。
石田:奥さんは奥さんで、僕にいろいろ思うところはあると思うんですけど、絶対に子どもの前やママ友とパパ友の前で僕の悪いところを言わない。
代わりによいところをいっぱい言ってくれるんです(笑)。そういうところに感謝もしてますし、奥さんのすごく好きなところです。
編集部:思いやりのあるパパとママのやり取りは、お子さんたちにもよい影響がありそうですね。ブログを拝見していても、お子さんたちがパパのことを大好きなのが伝わってきます。
『Pre-mo(プレモ)2022秋冬号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです