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2022.07.14

妊娠生活

母乳育児のために妊娠中からできることは?母乳のメリットやマッサージの方法も【医師監修】

出産後、母乳が出るかなと不安に思う妊婦さんも多いのでは?そもそも母乳ってどうやってつくられるの?そこで今回、母乳育児をスムーズに始めるために、妊娠中からどんな準備をするべきか、産婦人科医の善方裕美先生にお聞きしました。

母乳が出るしくみとは?

母乳育児母乳育児妊婦健診から帰宅途中のプレ子(32歳)。現在妊娠8ヶ月。おなかの赤ちゃんは順調に育っているようでひと安心。助産師さんから「おいしい母乳をつくるために、栄養をたくさんとってね」と言われたけれど・・・。そもそも、母乳ってどうやってつくられるの?
母乳育児母乳 しくみ母乳が出るしくみは、プロラクチンというホルモンが乳腺を刺激し、それによって血液が母乳に作り替えられ、その母乳を赤ちゃんに吸われることで出ます。
母乳育児母乳育児母乳育児母乳育児母乳が作られると同時に分泌される「オキシトシン」。実は、赤ちゃんに吸われることで分泌量が増加します。「母乳の理想的なサイクル」が整うのは約1ヶ月。最初はあまり母乳が出なくても、赤ちゃんに吸われるうちに必要量が出るようになります。
母乳 免疫さらに母乳には、「赤ちゃんの免疫力を高める」「産後の子宮回復を早める」「卵巣がんや子宮内膜症のリスクを減らす」などの働きがあります。
オキシトシン母乳育児母乳に含まれるオキシトシンは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、ママと赤ちゃんの間で幸せホルモンがやりとりされて、親子ともに幸せな気持ちになります。
母乳育児妊娠12週以降になると、超音波写真で指しゃぶりをしていることも。これは、おなかの中で母乳を飲む練習をしているそう!

母乳のしくみやメリットについて分かったところで、続いて母乳育児の準備について紹介します。

母乳育児の準備①乳頭のチェックとケアをする

赤ちゃんが生まれてからあわてることのないよう、安定期に入ったら母乳育児の準備を始めましょう。お風呂上がりなどに自分の乳頭をチェックすることからスタートです。

赤ちゃんが吸いやすい乳房に整える

体質的に母乳が出ない人は1%未満といわれますが、母乳育児がスムーズにいかない人は珍しくありません。母乳育児のスタート時に赤ちゃんが吸いにくい乳頭だと、とても苦労してしまうのです。

乳頭の大きさや形には個人差があります。なかには赤ちゃんが吸いにくい陥没乳頭や扁平乳頭の人もいるでしょう。そういう乳頭でも、母乳育児をあきらめる必要はありません。

赤ちゃんは乳頭だけくわえるのではなく、乳輪部までを口の中に入れて乳房をしごくようにして母乳を飲みます。どんな乳頭でも、妊娠中からきちんとお手入れをしておけば、赤ちゃんに吸ってもらえるようになりますよ。

ただし、乳房や乳輪を刺激すると早産のリスクが高まる場合もあります。ケアする前に、必ず産院に確認しましょう。

あなたの乳頭はどのタイプ?

普通
乳頭 タイプ乳頭の長さと直径が0.8~1㎝ぐらいが、赤ちゃんにとって飲みやすいサイズ。比較的スムーズに母乳育児ができるでしょう。

大きめ
乳頭 大きめ乳頭の長さや直径が1.1㎝以上と大きめの場合は、乳輪部まで口に含みきれないことがあります。
⇒やわらかい乳輪・乳頭にしておく

小さめ
乳頭 小さめ乳頭の長さや直径が5~7㎜ぐらい。赤ちゃんが舌をからめにくく、うまく吸いつけないことがあります
⇒やわらかい乳輪・乳頭にしておく

陥没
乳頭 陥没乳頭が乳輪の中に入り込んでいて吸いにくい。乳頭の皮膚が弱く、授乳で皮膚が切れてしまう心配も。
⇒マッサージやケアグッズでお手入れを

扁平
乳頭 扁平乳頭がほとんど平らな状態。吸わせているうちに乳頭の形が変わってくることが多いので、あまり心配なし。
⇒マッサージやケアグッズでお手入れを

下着の締めつけはNG。マッサージでやわらかい乳頭に

下着で保護されてきた乳頭は、赤ちゃんの強い吸引に耐え切れずに傷がつくこともあります。妊娠中はなるべくブラジャーをはずし、乳房や乳輪部への圧迫を避けましょう。

乳房が大きい人は、ゆったりとして締めつけ感のないマタニティブラジャーを。ワイヤーでがっちり締めるような下着は、妊娠中はやめておきましょう。

乳房や乳頭をマッサージして乳管を開通させ、オイルパックでやわらかくしなやかな乳頭にしておくのも産後の母乳育児のために効果的です。行うのは安定期に入る妊娠20週ごろから。

乳頭の先だけでなく、乳輪部も含めてマッサージやパックをします。助産師さんなどに指導してもらうと安心です。

乳輪・乳頭をやわらかくするおすすめケア【妊娠中期から】

乳頭をやわらかくする方法として、おすすめなのがピチュ(オイルパック)。ピチュオイルを含ませたコットンを乳頭に貼りつけるだけで、乳頭がやわらかく、伸びがよくなります。

乳頭を刺激しないので、おなかが張っていて乳頭や乳輪のマッサージができないときでも行ってOK。赤ちゃんが吸いつきやすくなるだけでなく、授乳で乳頭がすれたり切れたりするのも予防します。乳頭が切れたときのケアにも役立ちます。
乳頭ケア1 清潔なコットン2枚を用意します。コットンがひたひたになるぐらい、たっぷりとオイルをしみこませます。
乳頭ケア2 オイルがしみこんだコットンを1枚ずつ、左右の乳頭に貼りつけます。10~15分そのままにして、その後、洗い流します。
乳頭ケア3 時間がないときは、オイルを直接乳頭にぬるだけでもOKです。塗ったあと、そのままにせず10~15分たったら洗い流しましょう。

〈おすすめオイル〉
セサミオイル
スイートアーモンドオイル
バージンオリーブオイル
グレープシードオイル
馬油
ラノリン

乳輪・乳頭を吸いやすくするおすすめのマッサージ【妊娠中期から】

※行う前に必ず産院に確認を。また、おなかに張りがあるときはマッサージはNG。

乳頭の先には数個~十数個の乳管の出口があります。妊娠する前は、乳管は使われないので栓をしたような状態に。この栓を除き、乳管の出口を開くのに効果的なのがマッサージです。

マッサージは安定期の妊娠20週を過ぎた頃から。助産師の指導のもとに1日1~2回ぐらい行ってください。乳頭の先だけ刺激するとおなかが張りやすいので、乳輪部までしっかりマッサージします。
乳頭マッサージ1 片手で乳房を支えるようにして、乳頭部が正面を向くように、体の中央に乳房を寄せて上げます。反対の手の親指、人さし指、中指を乳輪の外側に当てます。
乳頭マッサージ2 乳輪に当てた親指と人さし指、中指で乳輪の外側をつまむように「C」の字をつくります。そして乳輪部の中心に向かって、やさしくしぼりだすような感じで力を入れ、マッサージします。
乳頭マッサージ3 そのまま指を乳頭の方向へずらし、指の腹を使って、ゆっくり&そっと乳首をもみほぐします。指の位置を少しずつずらして、ほぐす位置を変えます。乳頭の周囲を360 度まんべんなく、もみほぐしましょう。

〈陥没・扁平乳頭のケア〉
乳頭マッサージ1 片手で乳房を支え、反対の手の親指、人さし指、中指で乳輪部から、ゆっくりとつまみ出すようにして、乳頭を突き出させます。
乳頭マッサージ2 手の甲を乳房側に倒して、人さし指と中指で乳輪部をはさみ、やや力を入れて圧をかけます。乳頭のてっぺんを、親指で円を描くようになでます。

陥没乳頭 グッズ陥没・扁平乳頭を引き出すためのグッズも。使用は医師・助産師に相談し、正しく使いましょう。(写真左)プチパッドα乳頭補正器 S、Mサイズとも2個入り1,320円/カネソン(写真右)乳頭吸引器616 円/ピジョン

次ページ > 母乳育児の準備②おいしい母乳のもとは野菜と穀類!

『Pre-mo(プレモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 善方 裕美 よしかた産婦人科 院長

産婦人科専門医。1993年高知医科大学卒業。横浜市立大学産婦人科客員准教授。2020年より現職。かながわ母乳の会世話人でもあり、乳房ケアや母乳育児について発信・講演を行う。

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