1歳になっても寝るときだけ指しゃぶりをします…というママからの質問。そもそも子どもはなぜ指しゃぶりをするのでしょうか?小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生に聞いてみました。
Q.眠るときに指しゃぶりをします。やめさせるべきでしょうか?歯並びの影響も心配で…
A.安心するための行動。ある程度はやらせて大丈夫
指をしゃぶったり、特定のものをさわり続けたりするクセは、「安心したい」という欲求を満たすためのもの。指しゃぶりはその代表です。しゃぶり方が強かったり、長時間にわたる場合には、歯並びに影響が出ることがあるので気になるかもしれませんが、この年齢ならまだ大丈夫。
無理やりやめさせたりはせず、寝入りばなに手を握って絵本を読むなど、指しゃぶりなしでも眠れるようにいざなってください。
また、テレビを見ているときにも指しゃぶりすることが多いものなので、テレビを消して手先を使った遊びに切りかえるのもいい方法です。
1歳になると手指も目覚ましく発達します。親指と人さし指の2本の指で物をつまめるようになると、スプーンを操ったり、ファスナーを上げ下げしたり、靴をはいたり、といった生活動作にもつながります。遊びの中でも指先を使わせるよう意識したいものです。
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