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2022.07.03

育脳・知育

はいはい〜たっちの赤ちゃんにおすすめ!〈子どもの脳機能を高める親子遊び〉7選【専門家監修】

はいはいができるようになり、行動範囲が広がる生後7〜11ヶ月頃の赤ちゃん。安全面に配慮しつつ、自由に遊ばせてあげましょう。体を使ったこの月齢の赤ちゃんにおすすめの親子遊びを、発達脳科学者の成田奈緒子先生に教えてもらいました。

大人には「いたずら」に見える行動も、赤ちゃんには大切な「学び」

両手が自由に使えて、はいはいができるようになると、「ティッシュを全部抜いちゃった」「何でもポイポイ投げちゃう」「動き回って危ない」など、困った行動も増えるかもしれません。

でもそれは赤ちゃんにとって、覚えたばかりの「旬」の動きなのです。「旬」の動きは「旬」の時期に徹底的にやり込むことが、育脳にも運動能力の発達にも重要です。

「ダメ」と止めるばかりではなく、環境を工夫し、遊びとしてどんどんやらせましょう。そのうえで、次のステップ(つかまり立ちや、あんよ)を促すような遊びも少しずつとり入れて、発達を手助けしてあげたいものです。

ぐーんと広がる遊びの世界。体を動かす親子遊び7選!

①追いかけながらはいはい【ボールとり競争】

鮮やかな色のボールを転がし、ママと赤ちゃんが一緒に追いかけます。ママが楽しそうに追いかける姿を見て、赤ちゃんの「動きたい!」「一緒に遊びたい!」という気持ちに火がつくのです。




【育脳ポイント】

距離や位置の感覚を身につける
はいはいしながらボールを追いかける遊びは、移動が伴います。自分の体を移動させて遊ぶ経験を通して、空間認知(方位、位置、距離)能力の発達が促されます。

②段差のある場所もはいはいで!【はいはい探検隊】

部屋の家具を寄せて広くし、「布団の山」や「マットレスの海」などを用意して、いざ探検の旅へ!赤ちゃんを追いかけたり、ふたりで転がったりしながら自由に遊びましょう。段差のある場所をはいはいで越えることで、手足の筋肉が鍛えられます。






育脳ポイント】
はいはいは育脳に欠かせない運動
はいはいで移動した先で、赤ちゃんは新たな刺激を受けます。新奇な出会いの積み重ねが脳への刺激となって、ますます脳を発達させていくことにつながるのです。

③まずは音を出す遊びから【積み木カチカチ】

積み木を積めるようになるのは1歳頃からなので、まずは両手に持って打ち鳴らすところからスタート。ママが両手に持ってカチカチすると、赤ちゃんも興味を持ってマネするかも。うまく音が出なかったら、手を添えて教えてあげて。
【育脳ポイント】
「まねして動く」は高度な脳の活動
ママのまねをして積み木を打ちつけるという動作は、視覚情報と身体運動という複数の感覚を調節・統合する複雑なものです。これは脳のネットワークに、より刺激を与えます。

④つかまり立ちを応援!【あのおもちゃはなんだ?】

低めの台やテーブルの上におもちゃを置いて、「これ何かな?」と興味をひいてみて。さわりたくて手を伸ばしているうちに、いつの間にか「つかまり立ち成功!」ということも。後ろに倒れるかもしれないので、背中に手を添えてあげましょう。


【育脳ポイント】
つかまり立ちで「目線の高さ」もGET!
二足歩行に向けた最初のステップは、自分の力で「目線の高さ」を獲得すること。急激な視野の変化に赤ちゃんは驚くかもしれませんが、「やったね」と喜んであげましょう。

⑤見える世界が変わった!【それゆけ飛行機】

ママは両手で赤ちゃんのおなかをしっかり支え、赤ちゃんの両足はママのおなかを挟むように。そのままゆっくり立ち上がると視界が開けてびっくり!こわがるようなら、座ったままでも大丈夫。背中の筋肉も育ちます。


【育脳ポイント】
体勢を変えると視野が変化する
背中から下半身にかけてしっかりするので、こんなポーズもできるように。首をもち上げると視野はさらに広がるので「あれなんだろう」などの声かけを。

⑥投げる動作を覚えちゃおう【缶ぶた円盤投げ】

お菓子などの丸い缶のふたは、床に放り投げると「カラーン」と音を立てるので、何度も何度も落としたくなります。これが「投げる」という動きにつながるのです。2枚あれば打ち鳴らして音を楽しむことも。最初はママがやり方を見せてあげて。


【育脳ポイント】

放すことで「抑制」を育てる
投げるという動作は、つかむよりずっとむずかしいのです。関節の屈曲を抑制してタイミングをはかり、指をじゅうぶんに伸ばさなくてはいけません。「活動」と「抑制」をコントロールする脳の機能が使われます。

⑦あんよに向けて足腰を鍛えて【ポンポンジャンプ】

向かい合って座り、赤ちゃんの両脇を持ち上げて「ポンポン」と軽く2回はずませます。次に「ジャーンプ!」と言って高く体を持ち上げ、足からしっかり着地させます。ダイナミックな遊びだから、パパと遊ぶのもおすすめです。


【育脳ポイント】
「そろそろ?」の予測でワクワク
何度かくり返すと、「ポンポン」の段階から「ジャーンプ」を予測&期待してキャッキャとはしゃぐように。そこで予測をはずして違う動きを入れるのも、脳の刺激になります。
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記事を読む⇒⇒⇒【生後7ヶ月~11ヶ月の脳育て】〈体が自由に動く〉ことを赤ちゃん自身が発見する時期!好奇心を育む環境づくりを
記事を読む⇒⇒⇒生後11ヶ月赤ちゃんの成長と発達。歩き始めるのはいつから?遊び食べのお悩み解決法も【小児科医監修】

まとめ・文/石野祐子(Forest inc.) 『はじめてママ&パパのしつけと育脳』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 成田 奈緖子 子育て科学アクシス代表/小児科専門医

文教大学教育学部特別支援教育専修教授。小児科専門医。子育て科学アクシス代表。医師、教授、母親としての視点から、子どもの「育ち」を支援。経験と研究に基づいた「子どもが一生幸せに生きられるための脳作りの方法」をテーマに、広く講演、執筆活動も行う。

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