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2022.09.11

遊び・絵本・おもちゃ

【0歳~4歳におすすめ】人気の絵本16選!読み聞かせで脳を育てよう

想像力を広げ、文字や絵への興味を促す絵本は、部屋にいながら想像上のバーチャル体験ができる、脳を育てる玉手箱です。とはいえ、どんな絵本をどのように読んであげるといいのでしょうか。発達脳科学者の成田奈緒子先生に聞きました。

ママ自身が絵本を「楽しい!」と思うと子どもも好きになる

美しい絵、リズミカルな言葉、ユーモラスな展開、そして深いメッセージ。語りつくせない魅力が絵本にはあります。

しかもそれを、大好きなママやパパの声で聞けるのですから、読み聞かせは子どもにとってはこのうえない喜びです。「脳育ての必須アイテム」のようにいわれるのも、うなずける話です。

その一方で、「絵本を読まなくちゃ!」「絵本好きな子にしなくちゃ!」というプレッシャーを感じているママたちも少なくないのではないでしょうか。わが子が絵本に興味を持つか気にする人も多いようです。

でも、乳幼児期の子の「おりこうさん脳」は未発達。「絵本だ!わーい!」「このお話、どうなるの?」などと大人が期待するように喜ぶのはまだまだ先のことです。

「おりこうさん脳」詳しく見る⇒⇒⇒育脳って何?脳育ての具体的な方法は?子どもの可能性を引き出すために親ができること【発達脳科学者監修】

乳幼児期は、絵本も遊びの道具の一つにすぎません。今は「ママとくっついて、ページをめくっているとなんだか楽しい」「絵本を読むときのママの読む声がおもしろいから、絵本が好き」と思えれば、それでじゅうぶんなのです。

ステップ①「からだ脳」を育てる読み聞かせ

読み聞かせしてもらっているとき、子どもの自律神経は副交感神経が優位になっています。つまり「この状態は安心で安全だ」と実感し、リラックス状態になっているということ。おだやかな気持ちで音と絵の刺激を受け止めているので、「からだの脳」が育っている場面といえるでしょう。

「からだの脳」詳しく見る⇒⇒⇒早期教育や習い事は赤ちゃんのうちから必要?新生児から5歳ごろまでに実践したい「脳育てに大切なこと」

ママもリラックスして絵本を楽しむよう心がけて。「早く読み終えて家事をしなくちゃ」とあせると体がかたくなり、子どももリラックスできません。

【読み聞かせのコツ】
体をぴったりくっつけて
絵本を読むときには、ひざの上に子どもを座らせたり、布団の中で体を密着させたりしながら読むのが基本。安心して絵本の世界に入っていけます。

おだやかな声でゆっくり
小さな子どもにも聞きとりやすい声で、ゆっくり読みましょう。演技派ママなら、女優のように演じ分けると子どもも絵本に夢中になれるかもしれません。

寝てしまってもOK
リラックス状態で読んでいるので、子どもはそのまま寝てしまうこともあります。安眠へいざなうことも絵本のパワー。入眠儀式としても絵本はぜひ活用して。

ステップ②「おりこうさん脳」を育てる読み聞かせ

絵本で「おりこうさん脳」を育てようと思うとひと工夫必要です。2〜3歳になったら、絵本の内容についていっしょに考えたり、思い出させたり、話をふくらませていったりしましょう。

読み終わったあとに「そういえば、桃太郎はどこに行ったんだっけ?」「仲間は、サルとキジと…、パンダだっけ?」など、絵本の内容にかかわる質問をしましょう。読み終わった直後に聞くことで短期記憶が引き出されるので、脳の前頭葉を活性化するのにとても効果があるのです。

読みなれた絵本なら、突然ストーリーを変えてしまったり、ママのオリジナルストーリーに転換したりするのも、「何か違うぞ!」と脳を動かすスイッチになります。

【読み聞かせのコツ】
絵本の内容について話す
読み終わった直後に「ハナちゃんは、どっちのお姫様が好き?」「ここおもしろかったね」など、絵本の内容をふり返る時間をつくりましょう。

突然ストーリーを変える
「川から大きなスイカがどんぶらこ~」「ママ違うよ、桃だよ!」という愉快な会話がはさまると、子どもの笑顔もふえますね。読み終わったあとに、何か1つでもいいので自分の言葉で語らせてみましょう。

読み聞かせの「困った」Q&A

Q. どんどんページをめくってしまうのでお話が読めません(10ヶ月)

A. それも一つの楽しみ方です
1歳未満の子は、絵本の内容に興味を示すことはまずありません。絵本の色、紙の手ざわり、なめた感触、ママの声、めくる楽しさなど、総合的に絵本を楽しんでいるのです。「今はそういう時期」と割り切りましょう。ページをめくるということは、興味を持っている証拠です。

Q. 同じ絵本ばかり読みたがります(2歳)

A. ママが楽しめる読み方にチェンジしても
子どもは同じ絵本をくり返し読むのが大好きですが、大人は飽きてくることも。だったら、読みながら話を勝手に変えてしまうとか、「この絵本の中にネズミがいます。どこでしょう」とクイズにしてしまうとか、楽しめる読み方に変えてもいいのです。ママが楽しむことがいちばん!

Q. そろそろひとりで読んでほしいのですが...(5歳)

A. ママと読むと安心できるのです
文字が読める年齢になっても、「絵本はママに読んでほしい」とせがむ子は多いものです。体を密着させてママの声を耳にする安心感を求めているのかもしれませんね。小学生になって本を自分で読むようになっても、読み聞かせはまた別。親子のコミュニケーションの機会として続けるのもいいと思います。
次ページ > 年齢&発達別!おすすめ絵本&しつけ絵本

まとめ・文/石野祐子(Forest inc.) 『はじめてママ&パパのしつけと育脳』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 成田 奈緖子 子育て科学アクシス代表/小児科専門医

文教大学教育学部特別支援教育専修教授。小児科専門医。子育て科学アクシス代表。医師、教授、母親としての視点から、子どもの「育ち」を支援。経験と研究に基づいた「子どもが一生幸せに生きられるための脳作りの方法」をテーマに、広く講演、執筆活動も行う。

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