ウォーキングで骨盤矯正!
「いい姿勢」のコツがわかったら、今度はウォーキングに応用しましょう。
日常生活に欠かせない歩く動作を、骨盤矯正の効果があるウォーキングに変えちゃいましょう!骨盤矯正にもなる歩き方を意識するだけで、特別な器具も必要なく、日常生活の中でおしり筋をトレーニングできます。
バレエ風ウォーキング
基本姿勢のまま、バレエの1番ポジション、かかとをつけて、つま先を斜めに開いた形で立ちます。手は腰骨にあてます。
ちょっと足指を上に上げてみて、かかとに体重が乗っているか確認しましょう。
次に、右足のつま先を床につけたまま前へ出します。骨盤がまっすぐな状態をキープし、バレエの「4」ポジション、かかとは前後に開いて、一直線上に乗っているようにします。左足はつま先をつけたまま、骨盤は真ん中にくるようにします。
そのまま「プリエ」のポーズ、膝を曲げます。このときも、骨盤がまっすぐに立っていること、左右どちらかに傾いていないかを意識します。
膝を伸ばして体をアップし、左足を引き寄せて、前へ体重移動します。
今度は、左足を一歩前へ。骨盤がまっすぐ、どちらかに傾かないことを意識。
再び膝を曲げて、バレエの「プリエ」。
膝を伸ばして体重移動。これを繰り返します。
1本の線の上を歩くように意識しましょう。上半身は左右の傾きを意識するだけなので、抱っこひもをしてもできます。
バリエーション:脚横出しウォーキング
さらに内転筋(ももの内側の筋肉)を鍛える、足を横に出すウォーキングにもトライ。
初めの立ち姿勢は同じで、右足のつま先を床につけたまま、円を描くように横へ出し、前へ移動します。プリエして膝を曲げ伸ばし。骨盤は常にまっすぐ立てます。
今度は左足で同じように歩きます。
骨盤が後ろから押されるように体重移動。プリエをするときは膝をしっかり横に開きます。頭上にペットボトルを乗せるように歩いてみましょう。
常に上に上がるようなイメージを持ち、膝を締めることでしっかり内転筋を使います。これを5~6回繰り返します。
★NG姿勢★足を横に出した時に、それにつられて骨盤が傾かないようにしましょう。
「自分の力で、自分の体をメンテナンスできる力」をつけよう!
筋肉には、重たいものを一気に持ち上げるような男性的な動きと、赤ちゃんを優しく置くような女性的な動きがあります。
男性的な動きをする時は筋肉を縮める作用で力を発揮し、女性的な動きは、筋肉を伸ばしながら使うことで力を発揮します。
どちらも必要な筋力ですが、せっかくならば、強く太くではなく、強くても女性らしいしなやかな体つきになりたいもの。育児に体力は必要不可欠です。赤ちゃんを抱っこしても、育児に追われても、疲れにくい、しなやかな体を作っていきましょう。
上下に引っ張り合う力を常にイメージして
女性らしいボディメイクへのポイントは、上下に引っ張り合う力を常にイメージすること。そのためにも頭の位置を高く保てるよう体を引き上げましょう。
頭の位置を高くすることは、頭と首の筋力だけを使うのではありません。コアマッスルがしっかりしていないと頭の位置は上がりません。
手を伸ばすときも、伸ばした手と脚が互いに引っ張り合う力をイメージしながら動くと、しなやかで強く、産後の回復も早くなります。自分のプロポーションは、自分でコントロールできるのです。
産後は、自分の体のメンテナンスだけの時間を、特別にとることはほとんど不可能でしょう。でも、日常生活の中での体の動きを、ほんの少し意識するだけで、筋肉の使い方も変わりますし、おしり筋を鍛えることは可能です。
わずかな意識の変換で、自分の力で自分の体をメンテナンスできるようになりたいですね!
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