科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドで、赤ちゃんの睡眠まわりの悩みを改善する連載。今回は、2人目妊娠・出産によって、上の子がねんねトラブルを起さない&最小限に抑えるための予防テクあれこれをご紹介。
下の子の存在で、上の子の気持ちは不安定に!?
「弟」や「妹」の誕生は家族にとって幸せなことである一方、赤ちゃんが生まれた後に、上の子がやきもちを焼き、寝ぐずりや夜泣き、赤ちゃん返りが始まることがあります。妊娠中や出産後に意識的に上の子と関わることで、不安を軽減させ、ねんねトラブルを防いだり、改善することができるようなります。
具体的にどのような関わりを上の子と持つようにすれば良いのか、産前・産後に分けてみていきましょう。
妊娠中からできる上の子ケア
【1】その子の性格に合せた方法で、赤ちゃんの存在を伝えましょう
ママのおなかが大きくなってきたら、赤ちゃんがいることを伝えていきましょう。お兄ちゃん・お姉ちゃんになることを伝えてみたときの反応次第で、言い続けるか、少し時期をおいてからまた伝えるかを判断してください。
すごく喜んだらそのまま言い続けてもOK。でも、あまり反応がなかったり、不安そうな顔をしたら、もう少し時期を置いてからまた話してみましょう。
私は次男の妊娠中に長男に「お兄ちゃんになるんだよ!」と伝えたとき、最初はすごくうれしそうでしたが、妊娠中期ぐらいから言われるのが嫌になってるなと感じ、私の友人にもこの件ついては触れないようにお願いしていました。
【2】上の子にも赤ちゃんを迎える準備に参加してもらって
名前を選んだり、洋服を選んだりと赤ちゃんに関わる準備を一緒にしましょう。そうすることで僕(私)もかかわっているんだ、自分の弟(妹)なんだ。と前向きになってきます。
【3】赤ちゃんのためのプレゼントを一緒に選んでみては
生まれてくる赤ちゃんへのプレゼントを選んでもらいましょう。「どのおもちゃがいいかな?これどう思う?」と聞いてみて、選んだおもちゃがいまいちでも「わ〜!ありがとう!すごい喜ぶと思うよ!」と言い、購入します。
そして、そのおもちゃはお兄ちゃん・お姉ちゃんから赤ちゃんへのプレゼント、して扱ってあげましょう。
【4】絵本できょうだいができることを教えるのも一つの方法
赤ちゃんが誕生する絵本を読んであげましょう。登場人物がお兄ちゃん・お姉ちゃんになる絵本もとても効果的です。