子どもが生まれると、いろいろなお祝いをいただきます。なかには自分の趣味にあわないものも…。欲しくないベビー用品が、夫の実家から何度も送られてきたら?そんなときの対処法を、マナー専門家の齊木由香さんに教えてもらいました。
〈お悩み〉趣味にあわないベビー服。「いらない」は失礼?
義母からたびたび、キャラクターもののベビー服が送られてきます。私自身がそういった服は着せたくないと思っているので、毎回こっそりメルカリ行きに…。いっそお断りしたいのですが、失礼でしょうか。
断っても大丈夫。意思を伝えあうのも良好な関係づくりのコツです
かわいいお孫さんが生まれて、とにかく何かしてあげたいと思う方は多いですよね。
お義母さまも、贈ることで「喜んでくれる」「使ってくれる」と考え、よかれと思ってしてくれているのでしょう。しかし、贈られる側にたってみると、戸惑うこともありますね。
メルカリなどに出品するのも手間がかかり、ストレスが大きくなると思いますので、その場合は、お断りして問題ありません。
ただし、お伝えの仕方には気を付けましょう。
習い事を理由に断ってみるのも効果的
まず、「お気持ちがとてもうれしいのですが…」と前置きを。
さらに「これから習い事を考えていて、そこではキャラクターのお洋服は身につけられないのです」といった外的要因を理由にすると、角が立たないのではないでしょうか。
また、「使えないのはもったいないので…。お気持ちを有難くいただきます」と丁寧にお伝えすることもポイントです。
さらに「〇〇が欲しいです!」とリクエスト
加えて、必要なものがあるならストレートにお伝えするのも手です。
「子どもが今、〇〇にハマっていて、もし見つけたら教えてください」
「今度ピアノを体験するので、紺のお稽古バッグが必要なのです」
などと、必要なものを具体的にアピールをしておくと、お義母さまも「拒絶されたわけではない」と考え、喜んで探してくれるのではないでしょうか。
ポイントは「相手の気持ちを粗末にしない」ということ
こちら側から欲しいものを提示をすることで、「今までしたことを迷惑に思われていた」とがっかりさせることもありませんし、今後のスタンスを明確にすることで自分も欲しいものが手に入り、心から喜ぶことができます。
意思をしっかり伝え合うことも、よりよい関係の構築につながります。
【心得】
・必要のないものはしっかりと伝えること
・相手の気持ちを拒絶したと思わせないように、代案を考える
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