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2021.09.18

産後の悩み

離婚したいと悩んだら?主婦→離婚専門の行政書士に転身したシングルマザーの結論


離婚を迷っているなら、思う存分迷い尽くす

きっと今現在、今の夫と離婚するか否か、悩んでいる方もきっとたくさんいると思います。私のところにも、離婚を迷っているという相談が毎日のように舞い込んで来ます。そんな時私はみなさんに「迷っているなら、思う存分迷い尽くしてください」とアドバイスしているんです。

周囲に相談すると、「迷っているなら無理に離婚するな」とか、「経済的に自立できないなら離婚しないほうがいい」とか、いろんな意見を耳にすると思いますが、誰かの意見に従って進むべき道を選択すると、後になって後悔する人が非常に多いんです。

だから、とにかく迷い尽くす。1年でも2年でも、問題に向き合って十分悩み続けてください。そうすると最終的に必ず結論が出る。自分で結論を導き出した時が”離婚時”です。ただ10年も20年も迷っている方は、離婚しない人が多いですね。

感情的になったら、「静」のアクションを

悩みを抱えて情緒不安定になっていると、人はどうしても感情的になりがちです。私のところにも「夫と元に戻るにはどうしたらいいですか!?」「不倫相手と別れる方法を教えてほしい」といった感情的な相談がよくあります。

でも、感情的に行動すると大抵の場合失敗します。これまでの相談者さんの例を見ても、「やらなければよかった」ということがほとんどです。感情的になった時は「動」ではなく「静」のアクションを。「待つ」ということも行動の1つだということを、頭に入れておくといいですよ。

シングルマザーの人はうつ病の発症率が高いことを覚えておいて

離婚問題に直面していると、目の前のことで頭がいっぱいになりますが、本当に大変なのは離婚をした後の生活です。

まず金銭面。私も離婚した当時そうでしたが、お金がないと精神的に追い詰められていきます。事実、シングルマザーは不安を独りで抱え込む人が多いので、うつ病の発症率が高いんです。

さらに、子供を1人で育てていくということは、子供が成長していく中で迫られる選択を全て1人で決めなければならない、ということ。

どの学校に進学するか、子供が学校でうまくいっていない時に転校するべきか、など、子育て中は選択しなければならない場面が度々訪れます。その時の親の決断は、時として子供の人生を左右するほどの大きな責任が伴ってきます。

配偶者がいれば、子供に関する選択を相談しながら一緒に決められますが、シングルマザーはそうもいきません。私は選択を迫られるたびに、配偶者がいるっていいなと思っていました。

DVを受けているなら、今すぐ離婚

でもDVを受けている場合は、すぐに離婚を選択することをすすめています。私自身DVを受けた経験がありますが、DV気質はそう簡単には治りません。

もし経済的に不安があったとしても、日本では児童扶養手当などの様々な助成制度があり、収入が少なくても子育て中に野垂れ死ぬようなことはありませんので、DVに関しては勇気をもって別れる選択をするべきだと思います。

終わりに

離婚問題といっても、悩みや状況はみんなそれぞれ違います。心理的なケアももちろんですが、法律を知ることで打開できることもたくさんある。だからこそ1人で悩まずに、まずは専門家に相談をしてみてください。1人1人に寄り添った解決策を一緒に見つけていくことが、きっとできると思っています。

取材・文/齋藤久美子 撮影/黒澤俊宏(主婦の友社) ※情報は掲載時のものです

Baby-mo〈ベビモ〉編集部

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