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2023.01.02

名付け

「桜」のつく男女の名前160選!漢字の意味や読み方、由来を専門家が解説!

桜は日本の国花でもあり、春の風物詩。「桜」という漢字も、赤ちゃんの名付けにおいて毎年ランキングの上位に並ぶほど人気を誇っています。

そこで今回は、「桜」の字の由来や詳しい意味や、名前に使うとどんなイメージになるか、名付けに使ってはいけないってホント?などを、漢字研究の第一人者、早稲田大学の笹原宏之教授にうかがいました。名前候補もたっぷりお届けします!

「桜」の読み方や意味は?どんな由来のある漢字なの?

読み方(音・訓・名のり)

音読み:オウ
訓読み:さくら
名のり:はる

漢字の意味

さくら。バラ科の落葉高木。中国では「ユスラウメ」というバラ科の落葉低木のことを指しました。

桜は、平安時代のいわゆる「国風文化」の折に、日本でもひろく愛でられるようになりました。それまでは梅の方が人気で、いまのソメイヨシノのように満開に咲き誇るようなものではなく、意外と慎ましやかなイメージの花だったといわれています。

桜のイメージは、長い時代のなかで二転三転していますが、総じて日本人にとっては大切な花といえるでしょう。

漢字の由来

「桜」は形声文字。形声文字とは意味を表す部分と音を表す部分を組み合わせて作られた文字のことで、日本の漢字の多くがこのタイプです。

旧字体は「櫻」で、「木」編に「嬰」(エイ)を組み合わせています。「嬰」のエイがオウに音をあてて、今の状態になりました。また、「嬰」の画数が多く書きにくいので、「貝2つ」の部分を「ツ」のようにしました。

「櫻」の由来として、「木が生えていて、満開の貝殻のような花びらが舞い散り、その下にはきれいな女性がいて…」などと語られているのを時々見かけます。

実際、日本人は「すべてに意味を与えたい」「字面をじっくり見て意味を考えたい」性質があるようで、上記のような想像はさもありなん…ですが、中国はもっと効率重視で、音中心であるものを組み合わせるというような、至極あっさりした経緯で字が出来上がっています。

☆日本で生まれた「国字」は、会意文字といって意味と意味を組み合わせたものが多いです。日本人は繊細で、意味や背景の深掘りが大好き。中国とはまた違った観点で、独自の漢字文化が発展しているのもうなずけますね!

名前のイメージ・願い

春、桜が開花すると自然と人が集まってきて、みんな笑顔になりますね。「桜」の字を名前に使うと、日本中で愛される桜のように「周囲に愛される、恵まれた人生になってほしい」、また「桜の花のように、可愛くて美しい子に育ってほしい(見た目を含む?)」というような願いが込められそう。

そして「桜咲く」などの慣用句もあるとおり、「厳しい寒さを乗り越えて美しく花を咲かせる桜のように、努力が実を結ぶように」なんていうのも素敵ですね。もちろん、春生まれのイメージもあります。

字画数

10画

「桜」が名前につく有名人は?

有名人の中で、名前に「桜」を使っている人をピックアップしてみましょう。

今田 美桜(いまだみお・女優)
大原 櫻子(おおはらさくらこ・歌手)
末永 桜花(すえながおうか・アイドルSKE48)
丹下 桜(たんげさくら・声優)
林 美桜(はやしみおう・アナウンサー)

美しい花を表す漢字だけに、女性に使われることのほうが多いようです。

「桜」のつく名前は良くないってホント?

「桜」は華やかですが、その花びらがはかなく散るさまも連想できます。戦争中には「同期の桜」なんて言葉もありました。また武士道も主君のために潔く「散る」「散り際」などの言い回しがあります。実際、武家では桜を家紋に用いる家は少ないとされています。

そのようなこともあってか、「桜」の字を名前に用いるのは縁起が悪い?などという意見もあるようですね。ただ、いまこの令和にそういう古いイメージを復活させる意味が、あるのかどうか…と疑問に感じます。

そもそもすべての花は散りますよね。となると、「花」にまつわる字は全部使わない?それは実にもったいない!

確かに花の命は短いですが、そのあと種からまた芽が出て…死んではいません。木は人間よりずっと長くあるものだし、「命の連続性」のようなイメージも湧いてきます。「花」にまつわる名前は捨てがたく、あきらめる必要はありません。

また、馬肉のことを「桜肉」といったり、お店の偽客「サクラ」などがあったり、いくらでもマイナスにとれるポイントは存在します。しかし根掘り葉掘り調べだしたらきりがない!

物事には光と影があって当然。皆がイメージするメインの意味に着目すれば良いのではないでしょうか。親がつけたい名前を、愛情と願いをこめてわが子につけるのが一番です。

「桜」を使った女の子の名前例100選

ここからは、Baby-mo WEB編集部がピックアップした「桜」のつく名前例をご紹介しましょう。まずは女の子の名前から。

1文字の名前

桜(おう・さくら・はる・よう)

2文字の名前

<「桜」が前にくる名前>
桜花(おうか・はるか)
桜香(おうか・はるか)
桜佳(おうか・はるか)
桜果(おうか・はるか)
桜音(おと)
桜都(おと)
桜彩(さあや)
桜絢(さあや)
桜希(さき)
桜生(さき)
桜稀(さき)
桜季(さき)
桜良(さくら)
桜子(さくらこ、おうこ、ようこ)
桜心(さくらこ)
桜瑚(さくらこ)
桜歩(さくらほ)
桜千(さち)
桜菜(さな)
桜南(さな)
桜乃(さの・さくの・はるの)
桜歩(さほ)
桜耶(さや)
桜優(さゆ)
桜雪(さゆき)
桜幸(さゆき)
桜良(さら・さくら)
桜羅(さら・さくら)
桜莉(さり)
桜和(さわ)
桜菜(さな・はるな)
桜陽(はるひ)
桜奈(はるな)

<「桜」が後ろにくる名前>
明桜(あお)
亜桜(あお)
衣桜(いお)
伊桜(いお)
椛桜(かお)
歌桜(かお)
心桜(こはる・みお)
瑚桜(こはる)
湖桜(こはる)
小桜(こはる)
紗桜(さお)
沙桜(さお)
紫桜(しお)
史桜(しお)
詩桜(しお)
多桜(たお)
知桜(ちお・ちはる)
千桜(ちお・ちはる)
凪桜(なお・なぎさ)
菜桜(なお)
奈桜(なお)
名桜(なお)
音桜(ねお)
羽桜(はお)
陽桜(ひお)
緋桜(ひお)
茉桜(まお)
舞桜(まお)
麻桜(まお)
美桜(みお・みおう・みはる)
実桜(みお・みおう・みはる)
未桜(みお・みおう・みはる)
望桜(みお・みおう・みはる)
光桜(みお・みおう・みはる)
結桜(ゆお)
悠桜(ゆお)
里桜(りお)
鈴桜(りお)
莉桜(りお)
凛桜(りお)
麗桜(れお)
玲桜(れお)
和桜(わお・わおう)

3文字の名前

衣桜奈(いおな)
伊桜里(いおり)
彩桜葉(いろは)
香桜李(かおり)
花桜梨(かおり)
果桜留(かおる)
紗桜里(さおり)
早桜李(さおり)
沙桜羅(ささら)
詩桜里(しおり)
志桜里(しおり)
菜桜子(なおこ)
奈桜美(なおみ)
奈々桜(ななお)
菜々桜(ななお)
音桜楽(ねおら)
日桜莉(ひおり)
実桜里(みおり)
未桜李(みおり)
莉桜奈(りおな)
玲桜菜(れおな)

「桜」を使った男の子の名前例60選

続いては、男の子の名前例です。

1文字の名前

桜(おう・さくら・はる・ろう)

2文字の名前

<「桜」が前にくる名前>
桜雅(おうが)
桜稀(おうき)
桜基(おうき)
桜玄(おうげん)
桜元(おうげん)
桜司(おうし・おうじ)
桜史(おうし・おうじ)
桜路(おうじ)
桜真(おうしん)
桜伸(おうしん)
桜慎(おうしん)
桜介(おうすけ・ようすけ)
桜輔(おうすけ・ようすけ)
桜佑(おうすけ・ようすけ)
桜世(おうせ)
桜成(おうせい)
桜晴(おうせい)
桜太(おうた)
桜汰(おうた)
桜真(おうま)
桜馬(おうま)
桜弥(おうや)
桜李(おうり)
桜織(おうり)
桜翔(おと)
桜爾(さくじ・おうじ)
桜太朗(さくたろう)
桜斗(さくと)
桜都(さくと)
桜万(さくま)
桜哉(さくや)
 
<「桜」が後ろにくる名前>
蒼桜(あお)
一桜(いお・かずお)
和桜(かずお)
玄桜(げんおう)
澄桜(すおう)
太桜(たお・たろう・たいよう)
晴桜(はるお)
雅桜(まさお)
深桜(みおう)
芳桜(よしお・よしろう)
能桜(よしお・よしろう)
龍桜(りゅうおう・たつお)
怜桜(れお)
玲桜(れお)

3文字の名前

有桜生(あおい)
明桜以(あおい)
伊桜李(いおり)
維桜吏(いおり)
桜一朗(おういちろう)
桜史郎(おうしろう)
桜太朗(おうたろう・さくたろう)
桜太郎(おうたろう・さくたろう)
桜之輔(おうのうすけ)
佳桜琉(かおる)
________

以上、「桜」についてご紹介しました。桜は “日本人の心”ともいえる花。満開の花を咲かせる桜のように、皆に愛され、美しくのびやかに育ってほしい!そんな願いがこめられそうです。

「縁起が悪い?」なんて声もあるようですが、古風でもあり、組み合わせによって現代風にも中性的にもなる「桜」の字は、名付けの候補に入れて問題なし!春の美しい情景が思い浮かぶような、素敵な名前をつけてあげてください。

取材・文/小林みほ

➤➤【春】をイメージした名前にはどんなものがある?3月・4月・5月生まれ赤ちゃんの名付け実例356!

[監修]笹原 宏之 早稲田大学社会科学総合学術院教授・博士(文学)

古代の金石文から現在のインターネットに至る各種の資料を対象に、さまざまな漢字・文字・表記について調査研究。経済産業省の「JIS漢字」、法務省法制審議会の「人名用漢字」、文部科学省文化審議会の「常用漢字」の改正にも携わる。著書に『日本の漢字』(岩波新書)、『訓読みのはなし』(光文社新書)、『漢字に託した「日本の心」』(NHK出版新書)、『日本人と漢字』(集英社インターナショナル)ほか。

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