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2022.09.20

お世話

赤ちゃんの「夜泣き」を解決するには?小児科医が教える「絶対やるべき10のコツ」

「ぐずって寝ない」「何度も起きる」「夜中になると急に泣き出す」…そんな悩みを抱えているパパ&ママは多いはず。「ようやくまとまって寝てくれるようになったと思ったら、生後半年を過ぎてまた復活」という声もよく耳にします。

どうしたら朝までぐっすり寝てくれるの?改善策は?同志社大学赤ちゃん学研究センターの渡部基信先生に朝までぐっすりのコツをうかがいました。

赤ちゃんの夜泣きの一番の原因とは?

そもそも赤ちゃんが夜中に突然泣き出すのは、なぜなのでしょう?一番の原因は「体内時計」と「生活リズム」のタイミングのズレ。

生まれてすぐは「超日(ちょうじつ)リズム」という3時間ごとの生活リズムだったのが、3ヶ月くらいから昼夜の区別がついてきて1日24時間の「概日(がいじつ)リズム」に少しずつ移行していきます。0歳児は、その移行期にありリズムが整っていないため、夜泣きにつながりやすいのです。

1歳過ぎ~2歳くらいには落ち着くことが多いですが、できるだけ早く夜泣きをなくすには、低月齢の頃から日中の活動・飲食のタイミングを毎日同じ時間にしてあげるなど、規則正しい生活を送り、生活リズムを整えてあげることが重要。

では、具体的にどんなことをすればいいのかをご紹介しましょう。

”朝までぐっすり”を実現する10ヶ条とは?

1 「夜泣き」をママひとりで悩まない

ワンオペでママが夜泣きに対応している家庭も少なくないと思いますが、たとえば消灯時間を決めて時間になったらみんな寝る、寝かしつけはパパもするなど、「夜泣き」の問題に家族みんなで取り組むこと。また、ママ固有の悩みを聞いてくれる人も必要です。保健師さん、保育園の先生などいろんな人に相談し、まわりと共通の認識を持って。

2 朝日を浴びて体内時計をリセット

赤ちゃんの体内リズムはまだ未熟ではありますが、太陽の光を浴びることで朝だと認識し、1日24時間の体内時計がリセットされます。7時を過ぎても寝ていたら、カーテンを開けて太陽の光を入れて、「おはよう」とやさしく声がけを。

3 授乳・離乳食の時間を決める

赤ちゃんが欲しがるたびにではなく、ある程度時間を決めて。朝おっぱいを飲む、離乳食を食べることでおなかも朝だと認識します。生活リズムは自然に身につくことだけではなく、意識的にコントロールすることで安定します。

4 昼寝は15時まで。夕寝は避けて

夕寝は夜の睡眠に影響します。寝ていても15時には起こし、15時以降のお昼寝は避けましょう。どうしても夕方眠くなるのなら、その時間に就寝できるよう、授乳や離乳食、お風呂などのタイミングをコントロールするのもひとつの手です。

5 お風呂は就寝の1時間前までに

お風呂から出た直後は体が温まっていて入眠しにくい状態。体が冷えるときが眠くなるタイミングです。親のほうで寝る時間を設定し、その1時間前にお風呂に入れると寝かしつけがスムーズです。お風呂のあとはゆったりと過ごしましょう。

6 お風呂を入眠の合図にする

授乳や抱っこ以外で、「これをしたら寝る」という入眠の合図をつくるとねんねがスムーズです。毎日決まった時間にお風呂に入る、パジャマに着替える、歯をみがくという流れを、入眠の合図にするのがおすすめです。

7 平日も休日も同じ時間に就寝

休日にママやパパに合わせて夜ふかしをさせてしまうと、せっかく慣れてきたリズムが乱れてしまいます。赤ちゃんは、おすわりができる、はいはいができるようになるのと同じように、今は「同じ時間にひとりで寝ること」を勉強しているとき。平日も休日も、できるだけ家族みんなで同じ時間に就寝を。

8 寝室は暗く。スマホはNG

寝室は暗く寝るところ、リビングは明るく活動するところと、きっちり分けて覚え込ませて。電気は消して真っ暗に。また、スマホは光が強く、赤ちゃんに刺激を与えます。ベッドに入ってからチェックする人も多いですが、スマホはリビングなど明るい場所で。

9 離乳食が完了していたら夜間の断乳もおすすめ

新生児期など小さいうちは栄養面で夜中にも授乳が必要ですが、ある程度大きくなってきたら、泣きやませるためにおっぱいをあげると、泣くともらえると思うようになり悪循環。ある程度大きくなって離乳食が進んでいるようなら、夜間断乳をすると夜泣きが改善することが多いです。また、断乳はママひとりではできません。大変なのは最初の1週間。パパの連休に合わせるなど、家族の協力が必要です。

10 目を覚ましても手をかけすぎない

睡眠の途中で目を覚ましても、しばらくは様子をみて。起きるたびに抱っこや授乳をしていると、それがないと寝ることができなくなってしまいます。また、すぐに手をかけると余計に起こしてしまったり、赤ちゃんがひとりでまた寝つけるようになる練習を邪魔してしまいます。まずは5分など時間を決めて見守って。

もっと知りたい!夜泣きに関するQ&A

Q.夜泣きがあまりひどいと発達上問題が起こることはありますか?

A.「睡眠障害」=「発達障害」ではありません
発達障害がある子に睡眠障害があることが多いのは事実ですが、睡眠障害があるから発達障害があるというわけではありません。0〜1才で発達障害を診断することは困難です。しかし、発達に関係なく睡眠を整えてあげることは大切。情緒が安定し、学習、認知機能など日常で必要な力も向上しますよ。

Q.寝かしつけ、夜泣き対策としてNGな対応は?

A.抱っこやおっぱいを泣きやませる手段にしない
抱っこやおっぱいは、赤ちゃんにとってごほうびです。激しく泣いたらもらえる! と思うとますます泣くようになり悪循環に。泣いても自分で泣きやむために、まず5分など時間を決めて放っておきましょう。「自分で寝る力」を育ててあげるという気持ちが重要です。日本では泣いている赤ちゃんを放っておくのはかわいそうという風潮がありますが、赤ちゃんにつきあったからといって夜泣きが改善するわけではありません。

Q.2人目は夜泣きをしなかったというママが多いです。理由はありますか?

A.忙しくて手をかけられないのがいいのかもしれません
2人目は上の子のお世話もあるので、泣いているからといってすぐかまってあげられないことも。それが逆に「自律する力」を育てているのかもしれません。むしろ下の子が生まれたことで上の子の情緒が不安定になり、上の子の夜泣きが再発するケースも。

Q.夜間のおむつ替えや授乳で覚醒してしまいます。いい方法はありますか?

A.できるだけ動かさないようその場でできるといいですね
生活環境もあるかと思いますが、夜はできる限り動かさない、干渉しないことがぐっすり寝かせるための鉄則。おむつ替えや授乳の道具を枕元などに置いておき、その場ですませたほうが、赤ちゃんを必要以上に起こすことなくスムーズです。

記事を読む⇒⇒⇒【てぃ先生が伝授】「子どもが寝ない」をどうしたら?寝かしつけの成功率を高める5つのスゴ技

『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

Baby-mo〈ベビモ〉編集部

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