整理収納アドバイザーの山田明日美です。中1の女の子と小3の男の子、2児の母です。
もし「お子さんに発達障がいがあります」と言われたら、あなたはどう感じるでしょうか。私は、子どもが発達障がいであると診断された時から今まで、さまざまな葛藤がありました。
今回から5回にわたって、決してきれいごとだけではないリアルな親の状況をお伝えします。
きっかけは3歳児検診でした
元気でニコニコと笑い、ミニカーで遊ぶのが大好きな息子。3歳になった時点で周りと違ったのは、「はい」「パン」のほぼ2語しか話さなかったことでした。
とはいえ、男の子は言葉が遅いと聞くし、こちらの言うことも理解していたので、いつか話すだろうと思って過ごしていました。
▲息子3歳の誕生日の様子ところが、3歳の誕生日を過ぎて迎えた検診で、別室に通され、診察した先生から「言葉の遅れが気になるので、まず耳鼻科に行ってください」と言われたのです。
中耳炎などで聞こえが悪くないか耳鼻科で確認し、耳に問題がなければ、大学病院で脳波の検査や聞き取りテストなど発達検査をすることになる、と。
私自身、みじんも想像もしていなかった展開に呆然。思考停止状態のまま診察室を出て、検診が行われている部屋に戻ると、矢継ぎ早に保健師さんから「発達に遅れを感じることがあればご相談に乗ります」「こういう機関がありますがどうですか」という話が…。
え?なんで?そもそも、まだ発達障がいかどうかもわからないじゃない!しかも、なぜその前提で、周りにたくさんの親子連れがいる中、みんなに聞こえる音量で話すの!?
そんな怒りと不安ともやもや感が沸き上がり、私は息子を抱えて逃げるように検診会場を後にしました。
不安に押しつぶされそうな日々
帰宅後、なんとか家事をこなしましたが、子どもを寝かしつけた後は、不安に駆られて「言葉の遅れ」「発達障がいとは」「発達検査」などをネットでひたすら検索。
ただ言葉が遅れてるだけ、そう自分に言い聞かせながら、でももし発達障がいだったら…という気持ちで揺れ動き、不安が不安を呼んで、まともに寝られない日々が続きました。
地元の耳鼻科に行き検査をしましたが、結果は「問題なし」。そこで、大学病院に紹介状を書いてもらい、薬を使って寝かせた状態で脳波を測る検査を受けたところ、その検査でも問題はなく、次に発達検査に進みました。