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2人目以降が生まれると、上の子への接し方に悩むママも多いようです。つい怒鳴ってしまって自己嫌悪に陥る人も…。こんな時、どうすればいいのでしょうか?子育て世代に大人気の現役保育士・てぃ先生にアドバイスしていただきました。
2人目が生まれ、下の子に手がかかる分、上の娘に冷たい態度をとってしまい、自己嫌悪に陥ります。時々、長女のかんしゃくがひどくて頭が痛くなることも。かんしゃく時の対応も知りたいです。(ゆのちゃんさん)
上の子が今までできていたことや、当たり前にできることを認めてあげたらいいと思います。上の子は、自分でできることが多くなっているので、親御さんもつい「できて当たり前」と思い、ほめる回数が少なくなっていきます。
一方で、下の子は新しいことがどんどんできるようになり、親御さんとしても、ほめる回数が多いぶん、かわいく見えてきちゃうんですよね。そして、いい姿を見つけにくい上の子は、あまりかわいくないなと感じてしまう。そうなっちゃうのは当たり前なんです。
でもよく見ると、上の子だって日々成長しています。例えば、すでに一人で着替えができるようになっている子も、以前と比べると、着替えるのが早くなっているはずです。靴をはくのだって、前は左右を間違えてはこうとしていたのが、今は間違えずにはけるようになっていたり。
だから、今はできて当たり前のことを改めて認めて「〇〇ちゃん、お着替え早くなったね」「靴をはくの、上手になったね」というふうに、ほめる習慣をつけたらいいと思います。
すると上の子も、「ママやパパは、自分がやっていることをちゃんと見てくれている」と感じ、いつの間にか揺らいでいた自信を取り戻し、自分自身がお兄ちゃん・お姉ちゃんである自覚を持ちやすくなります。
親御さん側も、その子のいいところを振り返ることで、改めて愛しさがこみあげてくるのではないでしょうか。
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア&メイク/加藤志穂(PEACE MONKEY)文/浜野雪江 『Baby-mo(ベビモ)2022年夏秋号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです