「とぶ」「腕を回す」を同時に行うなわとびは、小さな子にとってはむずしい運動。でも、小学生になる前にとべるようにさせてあげたい…と思うパパ&ママも少なくないようです。
ここでは、なわとびの基本的なコツと上達のためのレッスン法をご紹介します!
まずは準備から!
なわの長さはどうする?
最初は、なわを片足でふみ、写真右のように肩ぐらいの高さに調整します。連続5~ 10 回とべるようになったら、胸ぐらいの長さに短くします(写真左)。
なわの選び方
初心者は、やや重みのあるロープタイプ(右)を使うと、なわを回す感覚がつかみやすいでしょう。50 回ぐらいとべるようになったら、軽いゴムタイプに。
なわの握り方
●ロープロープの端を手のひらに1重巻きつけてから、手をにぎります。
●ゴムタイプグリップの下のほうを手のひらにあて、そのままにぎり込みます。
基本のなわ回しをマスター!
なわとびのポイントは、なわをしっかり回せるかどうか。正しく回すように、次の基本の動きをマスターして、じっくり練習しましょう。最初から長くとび続けるのは無理。数回でも連続とびの感覚をつかんだら、10回に挑戦を。
1 なわを前に置く
スタンバイの姿勢をとります。最初はなわを回しやすいように、後ろではなく前に置いてかまえましょう。
2 とび越える
とぶときは、両足をそろえるのがポイント。また、なわがからまってしまわないように、両腕は体の横で開くようにしましょう。
3 なわを回して元に戻る
とび越えたら姿勢を高くし、両腕を大きく後ろから前へ回して最初の姿勢に戻ります。この3ステップをくり返して練習します。
4 最初は姿勢が悪くてもOK
とぶ→回すのリズムをつけさせます。この段階では、とんで前に進んでも、多少姿勢が悪くても気にせず練習します。まずは5回続けてとんでみましょう。
5 一定の場所でまっすぐ上にとぶ
真上にとび、同じ場所に着地する練習をします。目線は遠くの一点を見るようにまっすぐをキープ。連続10回以上とべるかどうか、挑戦を。
なわとび上達のためのおうちでできるレッスン
基本のとび方がわかったところで、次のような練習を重ねることでなわとびがぐんと上達しますよ。
足をそろえてとぶには「グージャンプ」で練習
両足をそろえてとぶ「グージャンプ」は、大人が思う以上に子どもにとってはむずかしいもの。遊びを通して、足をそろえてとぶ感覚を身につけましょう。
●U字なわで❶なわをU 字にして地面に置き、端に立ちます。
❷グージャンプで、U の字の真ん中に着地します。
❸もう1回、グージャンプでなわを越えます。
●サークルなわでなわを円形に置き、その範囲を越えないようにグージャンプをします。
とび続けるにはサークルの中でとぶ練習
何回か続けてとべるようになったら、なわで目印をつけたサークルの中でとび続ける練習をしましょう。
足のひっかかりをなくす、つま先でとぶ練習
足を後ろに折ってとぶと、なわが足にひっかかりやすくなります。高くとんでいないことが原因なので、子どもの頭上に大人の手で目標をつくり、足をまっすぐ伸ばしたまま上にとぶ練習を。
幼児にとっては動きが複雑ななわとび。少しずつできることが増えたら、その都度思いっきりほめてあげることでやる気も生まれます。ぜひ親子で楽しくレッスンしてくださいね。
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