小学生になると、かけっこが速い子は運動会や体育の授業でのヒーロー!親としては、もっと速く走れるようになりたい、と願うわが子の思いを応援してあげたいですよね。
ここでは、そんなパパ&ママのために、かけっこが速くなる方法や走り方のコツをご紹介します。自宅でできる練習もあるので、ぜひお子さんにアドバイスしてあげてください。
誰でも練習すれば今より速く走れる!
かけっこが得意かどうかは生まれつきの筋肉のタイプに左右されますが、どの子も練習すれば今より速く走れるようになります。小さいうちはまず、鬼ごっこなどの外遊びを通して「走るのって楽しい」という気持ちを育て、筋力や体力を養いましょう。
子どもにやる気が出てきたら、スタートダッシュや腕振りなど、具体的な走りのコツを練習します。
運動会前などには、「かけっこで1等賞がとりたい!」と、速く走ることへの意識が生まれやすくなりますが、そんなときが練習のチャンスです。勝ち負けにこだわりすぎず、一生懸命やることの達成感や、自分の記録が伸びる面白さをぜひ体験させてあげてください。
まずは走り方の基本と姿勢をマスター
速く走るためには、正しい姿勢や腕、足の動かし方が大事です。基本中の基本をまずは知っておきましょう。
1 位置について
体に力が入らないようにリラックスして、ゴールの場所を確認。目線はまっすぐ遠くを見て、足は肩幅ぐらいに軽く開きます。
2 用意!
体の力を抜いたまま、上半身を前に倒し、前の足に重心をかけます。目線は斜め下。手はにぎらずに自然に開いています。
3 ドン!
目線は斜め下のまま、体を前に倒し、その力を借りながら前に進むイメージです。同時に、重心をかけた前足で地面を強くけり、勢いよく飛び出します。
4 素早くスピードにのる
2~5歩目までは体は前傾姿勢のままで、目線はやや斜め下くらいに。歩幅は小さくてもいいので、素早く足を動かしてスピードにのります。腕をしっかり振りましょう。
5 ゴールまで全力で駆け抜ける
6歩目からは目線を上げて、まっすぐゴールの先を目指します。ももを高く上げ、ひざから下はしっかり前に出し、大きな歩幅で走ります。後ろ足は、かかとがおしりにつくくらい強く地面をけって。
速く走るために!自宅でできる4つのレッスン
筋肉をつけたり足や腕の動きを身につけたり…。かけっこが速くなるために家でもできるレッスンのポイントをご紹介しましょう。
1 足裏の筋肉を鍛えよう
つま先で地面をける感覚をつかみましょう。どたどた走りにならないよう、地面から素早く足の裏を離す練習を、遊びながら行います。
▲タオルつかみ。床に広げたタオルを、立ったまま足の指でたぐり寄せます。親子で競争しても。
▲足指じゃんけん。簡単なのに足裏の筋肉をきたえる効果はバツグンです。
2 つま先で地面をける感覚をつかもう
両足をそろえて、ゴムの上をジャンプ。地面からすぐ足の裏を離す練習なので、ピョンピョンピョン、と素早く3回とんで1回休むリズムで。ゴムの位置は、幼児なら足首の高さに。
3 腕振りをマスター
足の筋肉をつけるだけではなく、腕の振り方でも速さは変わってきます。
腕が正しく振れると、正しい足の動きにつながります。正しい腕のフォームが身につくまで、親子で楽しみながら、走らずにその場で腕だけを振る練習を。
★こんな腕の振り方はNGです!(左)ひじが伸びてしまっています。90度に曲げて後ろに引くように振る練習を。
(中央)ひじが張ってしまう。前後ではなく、ひじが横に振れてしまう状態です。
(左)引きが足りない。しっかりと腕が引けるように練習する必要があります。体を左右に揺らさないことも大事。
4 足運びをマスター
大きく足を開き、力強く地面をけるためには、足の筋力と股関節のやわらかさが必要です。「もも上げ」と「おしりタッチ」の練習をしましょう。
▲もも上げ。背筋はまっすぐ、軸足は伸ばして、片方のももを足のつけ根まで引き上げます。
▲慣れたら腕もつけて。歩きながらできたらかけ足のリズムでやってみます。
▲背筋はまっすぐ、手をおしりに置いて、少しずつ前に歩きながらおしりにかかとをつけます。足首は直角、ひざが前に出ないように
注意して。
▲慣れたら、もう少し早く進みながらおしりタッチ。幼児なら歩くペースで。慣れたらさらに、腕振りをつけてみます。
練習をして鍛えれば、今よりは確実に速く走ることができるようになります。何回かやって終わり、ではなく、毎日繰り返すことが大切です。
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