骨盤矯正パーソナルトレーナー・Naokoさんのエクササイズ連載、産後の【ながらエクササイズ編】3回目。凝り固まった体をほぐして、体形だけでなく気分もすっきりする<お風呂で温めながら>エクササイズにトライしましょう。
※本連載の「おしり筋トレ」は、産後の体調に合わせて行うようにしてください。医師や助産師からの指導に従ったうえで、疲れすぎない範囲でトライしてみましょう。レーニングの回数などはあくまで目安なので、「気持ちいい」と感じる程度で無理をしないようにしてください。
ママが笑顔でいるためには〈疲れにくい体づくり〉が大事!
突然ですが、「幸せな大人」ってどんなイメージでしょうか。お金持ち?ステータスのある仕事を持つ人?…多分、ママになるとちょっと違うイメージを持つようになるのでは、と思います。
幸福かどうかということは、持っている財産や社会的地位とは関係がありません。自分自身が「幸福」を感じていること、価値観は人によるけれど、本質的な幸せ観を知っていることが、幸福かどうかを左右すると思います。
幸福な人にはある共通点があります。それは、【幸せな人は自分の母親の話をするときにニコニコ笑顔になる】ということ。子どもの幸福度の高さは、母親のきげんの良さに比例するというデータもあるようです。
例えば、イライラしながら料理するお母さんと、鼻歌を歌いながら料理するお母さん、どちらが楽しそうですか?答えは明らかです。
その鼻歌に、家族は無意識だけど共感するのです。ママのきげんのよさは、家族中に伝染するのです。家族の幸せは、ママのきげんの良さで決まります。そんな生き生きとした笑顔のママでいるためにも、疲れにくい体を作り、体も心もほがらかにしていきましょう!
<お風呂で温めながら>できる体ほぐし方法3
体が凝り固まってると血行も悪くなり、疲れやすくなります。特に寒い冬は、筋肉がこわばりがちで、いつも以上に肩こりや腰痛になりやすいもの。痛みをとって、しっかり体を動かせるようにほぐしましょう。
湯舟で体が温まったら、そのまま湯舟の中で体をほぐすマッサージやストレッチをご紹介します。
①足指広げマッサージ
足指に手指を絡めて、指の間を広げます。いきなりでは指が入らないくらい足指がこりかたまっていたら、足指を両手で持って、指の間を引き裂くようにして広げましょう。血行が通る道を再開通させるような気持ちで。
このマッサージは末端が冷えている人にもおすすめです。足先があたたまるとぐっすり眠れます。
②肩寄せストレッチ
両手を背中側に回し、手を組み、肩甲骨を寄せるようにして、腕を伸ばします。湯舟が狭くて腕が伸ばせなかったら、手を腰に固定して腕を回してみましょう。ただ腕を回すよりも、肩甲骨から動かすことができて効果的。
5回早く回すより、1回ゆっくり回すほうが効果的。大きく動かして、「効いている」と感じたところで止めてみましょう。
体の奥にある深層筋は、小さい筋肉がたくさん集まって構成されています。関節につながっているのは小さい筋肉たちです。普段動かさない筋肉をゆっくりあたためながらほぐして、肩から肩甲骨周りの筋肉をほぐしましょう。
★NG姿勢★肩が上がると効果半減。首をスッキリ伸ばしながら!と意識して。
わきの下の筋肉をつかんでもむのも、簡単に腕周りの筋肉をほぐすことができます。凝っている部分をもみながらゆるませて。
③リンパの流れ改善ストレッチ
腕を頭の上から回して、手と反対側の耳を引っ張るような感じで首を倒します。首は様々な角度に倒してみます。
天井のほうを向いて、首の前側を伸ばします。
床のほうを見て、首の後ろ側を伸ばします。
伸ばしたあと、手指をやさしく首すじに沿わせて、リンパを流すようにします。
この時も、首は上へと伸ばす意識で。首にしわを寄せない感じにします。
★NG姿勢★こんなふうに猫背になって首が折れていると、リンパの流れは悪くなります。
長い時間をかけなくても、ゆっくりと動かすことでずいぶん肩が軽くなります。肩から肩甲骨をほぐすと、背骨でつながっている腰までラクになるはず。
子育て中、なかなかひとりでスパやマッサージに通えなくても、自宅でお風呂に入りながらだったらできそうですよね?
体をほぐして、気分もゆるめて、ごきげんなママになってくださいね!
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