内祝いとは、おめでたいことがあったときに「幸せのおすそわけ」として、お世話になった人に贈り物をすること。もともとは自主的にお祝いの品を贈ったり、宴席に招待するのが風習でしたが、現代では結婚祝いや出産祝いをいただいた方に、感謝の気持ちとしてお返しを贈ることが一般的です。
では、出産内祝いはいつまでにどんなものを贈ればいいのでしょうか？そのマナーや、先輩ママ達が実際に贈った人気アイテムをご紹介します。
産後は大忙し。妊娠中に目星をつけて
赤ちゃんが生まれてお祝いをいただいたら、なるべく早めに内祝いを贈るのがマナー。金額の目安はいただいたものの3分の1から半額と言われますが、高価なものへのお返しは1万円台まででよいでしょう。
産後は慣れない育児で、じっくりと選ぶ余裕がないので、時間のあるうちにネットやカタログなどに目を通して品物の目星をつけておくことをおすすめします。
知っておきたい！内祝いの基本的なマナー
お祝いをくださった方に失礼のないよう、基本的な出産内祝いのマナーをお伝えしておきましょう。
いつ贈る？
なるべく早めに贈りたいものですが、いただいてから3週間から1ヶ月前後、お宮参りの時期を目安にすれば問題ありません。
贈ってはいけないものは？
タブーとされるのは弔辞で使われる日本茶と「（縁を）断つ」から縁起が悪いとされる刃物。これらは避けたほうが良いと知っておいて。
連名でいただいたときは？
1人あたり3000円以上と思われる場合は、1人ずつにお礼をするのが礼儀。それより少額の場合小分けのお菓子やハンカチでも。
商品券だと失礼にあたる？
商品券やギフトカタログも内祝いとして定着してきました。お礼状に一言添えれば失礼になりません。
贈る時の注意点は？
感謝の気持ちを伝えるために、ものを贈るだけではなく、のし紙をかけた品物にメッセージカードを添えて贈るのがおすすめ。
贈る相手の好みや家族構成を考えてセレクトを
出産祝いをいただく相手は、目上の方から子どものいる友人、独身の同僚までさまざま。内祝いを選ぶ際は第一に先方のことを考えましょう。1人暮らしの人にファミリー用の食品の詰め合わせ、コーヒーを飲まない人にコーヒーなどはかえって困らせてしまいます。
相手の好みはもちろん、年齢や家族構成、ライフスタイルなども考慮して、もらって嬉しいものを贈りたいですね。以下にご紹介するのは、Baby-mo編集部が先輩ママ達に実施した出産内祝いのアンケート調査の結果。みんなが相手別にどんなものを贈ったのか、それぞれのBest3をご紹介します。
親類への内祝い
【1位】名前入り食品【2位】タオルセット【3位】カタログギフト生まれた赤ちゃんのお披露目を兼ねて、名前を入れたお菓子や出生体重と同じ重さのお米などが人気です。
独身の子どものいない友人への内祝い
【1位】食品【2位】タオルセット【3位】石けんセット
一度は食べてみたい高級なお菓子やホテルの味を差し上げるチャンス。残らないので味気ないと思われがちですが、「自分では買わないからこそ嬉しい」と人気。
子どものいる友人への内祝い
【1位】タオルセット【2位】食品【3位】子ども用品定番ですが、タオルセットはお子さんがいる家庭こそ喜ばれるギフト。家族が多いと食品も嬉しいもの。子どものおもちゃをプレゼントしても。
会社の同僚への内祝い
【1位】カタログギフト【2位】食品【3位】タオルセットはっきりと好みがわからない場合は、カタログギフトがおすすめ。お礼を書いたカードを添えて贈りましょう。
赤ちゃん誕生をお祝いする内祝い。早めに調べておけば「さすが！」と喜んでもらえるセンスの光るギフトが見つかるはず。妊娠中から着々と準備を進めておきましょう。
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