食べさせてもらう食事から、自分で食べる食事へ。汚れることも多いけれど、子どもの意欲を大切にしたいですね。今回は「スプーンを使うのが苦手で…」というお悩みに、小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生がお答えします。
<お悩み>1歳7ヶ月の娘はスプーン使いが下手。食べるのにも時間がかかり、食事のたびに疲れてしまいます
<アドバイス>手づかみ食べをしっかりさせてから、ゆっくりステップアップ
手づかみ食べは、目と手と口の協調運動。目で見て、手でつかみ、口に運ぶ手づかみ食べの経験をたっぷり積むことで、スプーンを使う下地ができます。スプーンに興味を持ちだしたら、手づかみ食べが始まるころから自分で持たせてみましょう。
最初はスプーンの柄を口に対して平行にして食べようとするので、うまく運べずこぼすことも。食事いすの下にレジャーシートを敷くなど、汚れ対策を万全にして、ある程度、自由に食べさせてあげましょう。
慣れていくうちに、だんだんと正面からスプーンを口に入れて上手に食べられるようになっていきます。
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失敗しながら上手になる!スプーンレッスン
●ステップ①9ヶ月頃:手づかみ自分で食べることの第一歩。手づかみをくり返すなかで、「食べ物を口に運ぶ」という動作を学びます。
●ステップ②1歳頃:スプーンの持ち方1最初は上から握る持ち方。スプーンを口と平行にしか動かせないので、ほとんどこぼれてしまいます。
●ステップ③スプーンの持ち方2スプーンに慣れたら、この持ち方にかえてみましょう。格段にスプーンを口に入れやすくなりますよ。
●ステップ④スプーンの持ち方3持ち方2に慣れたら、「えんぴつ持ち」を教えます。これで自在にスプーンを操れるようになったら、はしの練習を始めましょう。
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