赤ちゃんは支える手の力と唇の動きが成長することによって、コップからこぼさず飲めるようになります。今回は、「コップがうまく使えなくて…」というお悩みに、小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生がお答えします。
<お悩み> もうすぐ1歳の子ども。コップ飲みが苦手でいつもこぼれてビショビショに...
<アドバイス>失敗しながらも、口の動きと手の動きが連動して飲めるようになります
赤ちゃんは生まれてすぐから、乳首から栄養と水分をとって成長します。ママの乳首でも哺乳びんでも、舌の奥で乳首をしごきとるようにして飲みます。
上下の唇は、乳首をくわえているため閉じていません。それが、離乳食が始まるころから、徐々に唇を閉じて水分をすするようになり、舌の動かし方も変化します。
さらに、1歳前後になって手の動きもこまかくコントロールできるようになると、コップから飲めるようになるのです。次のステップ①→③の順に練習してみましょう。
失敗しながら上手になる!コップ飲みレッスン
●ステップ①5ヶ月頃:スプーンのフチから飲む練習をスタート
スプーンに水分をのせて赤ちゃんの下唇にふれ、上唇と下唇を閉じて飲めたらOK!唇と水平にスプーンを差し出すだけで、スプーンで流し込まなくても飲むことができるように。
●ステップ②7〜8ヶ月頃:小さな器から飲めるようになる練習スプーンで飲めるようになったら、おちょこのような小さな器で練習。はじめは上下の唇が開いたまま飲もうとするかもしれませんが、だんだん口を閉じて飲めるようになります。
●ステップ③9ヶ月〜1歳頃:ママがコップを支え、角度を調節いよいよコップ飲みに挑戦!腕と手の力が弱いうちは、コップの角度をうまくコントロールできないのでママが支えてあげて。次第に角度を調節できるようになり、自分で飲めるようになります。
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