健康に気持ちよく生きていくために必要な生活上のしつけは、暮らしの中で少しずつ教えていきましょう。今回は「食事のしつけ」について、発達脳科学者の成田奈緒子先生に話を聞きました。
発達とともに食具を使いこなせるように
生後5〜6ヶ月頃から始まる離乳食は、自分で食べる力を育てていく第一歩。最初は、ママやパパに食べさせてもらいますが、徐々に、自分で食べ物を口に運ぶようになっていきます。
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離乳食初期(5~6ヶ月頃・ゴックン期)の進め方と簡単レシピ17!固さ・量・回数の目安も【専門家監修】そのステップは、赤ちゃんの体の発達と大きく関係しています。唇や口の周りの筋肉が発達し、手指の繊細なコントロールができるようになるにつれ、次第に食事の道具も使いこなせるようになるのです。
子どもの食事のステップ4
ステップ①:9ヶ月頃~
コップを支えてもらえれば飲めるようになる。
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ステップ②1歳頃~
支える手の力と唇の動きが成長。コップを自分で持って飲めるようになる。
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ステップ③1歳半頃~
スプーンは手づかみ食べと並行して始めますが、自分で食べられるようになるのは1歳半頃から。
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ステップ④3~4歳頃~
手指の動きを繊細にコントロールできるようになれば、はしが使えるようになる。
子どもの様子を見て、コップやスプーンに興味を持ち始めたら、ゆっくり練習をスタートしましょう。
ママとパパがお手本になってあげて
ママやパパが食事をする姿を見せることも大切。子供は大人のまねをしながら次第に上達していきますので、ママとパパはお手本を見せつつ、あせらず教えていきましょう。失敗を繰り返しながら上手になっていきます。
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