まだまだ猛威を振るう新型コロナウイルス。家庭内感染による子どもへの感染例も急拡大し「保育園・学校が休園・休校になった」「身近な人からも感染したという報告を聞いた」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで編集部では、新型コロナウイルスの家庭内感染を経験し、自宅療養を乗り越えた先輩ママへのインタビューを実施。自宅療養の「リアル」に迫ります。
親子で感染のタイミングがずれ、お世話するのも一苦労!
(2021年の夏ごろに感染された方の体験談です。新型コロナウイルスに感染した際の症状、手続きなどは感染された方の状況、症状により異なります)
家族構成ママ(当時妊娠9か月)・パパ・Iちゃん(当時2歳)/おばあちゃん(同居ではないものの、看病のため来宅)
パパの感染が判明パパが職場で感染。家族全員が濃厚接触者に指定され、PCR検査をすることに。パパの感染が分かってからは、パパを2階の自室に隔離したものの、Iちゃんが何度もパパに会いに行こうとしたので、パパは療養施設に移動してもらうことに。
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Iちゃんの感染が判明検査当日の朝、Iちゃんもいつも通り元気だったのですが、検査が終わってからくしゃみが出るように。PCR検査の結果も、ママは陰性でIちゃんが陽性。子どもだけが感染してしまったことが分かり、ショックでした。また、ママが妊婦ということもあり、同居ではないおばあちゃんに自宅へ来てもらい、Iちゃんの看病をしてもらうことに。
感染判明初日の様子▼
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Iちゃんの感染判明から2日目朝起きたタイミングでIちゃんの熱を測ると、38.3°の熱があり「寒い寒い」と訴えるように。その後も一日中37°~38°を行ったりきたり…。PCR検査を受けた病院から薬が処方されたものの、味が苦手だったようでなかなか飲んでくれず。食欲も無いようで、水分しか摂れない状態が続く。
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Iちゃんの感染判明から3日目熱は39.8°まで上がり、血中酸素飽和度も86~90%まで下がり(健康な状態で96~99%程度)苦しそう。薬が飲めないことを病院に相談したところ、すぐに坐薬を処方してもらうものの、熱は39.8°のまま。「舌が痛い、痛い」「我慢できない!」と泣き叫ぶように。夜も心配で眠れず、県が設けている「コロナ119番」にも連絡しました。また、このタイミングでIちゃんを看病してもらっていたおばあちゃんが体調不良に(後日の検査で、コロナウイルスへの感染が判明)。ここからはママ一人でIちゃんの看病をすることになります。
感染判明から数日後の様子▼
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Iちゃんの感染判明から4日目坐薬が少し効いてきたのか、38.6°まで熱が下がる。前日までのぐったりした様子ではなくなったが、まだ「舌が痛い、体が痛い」と泣いて、ごはんも食べられず水分を摂るのみ。坐薬も嫌がったので、いつも通っている小児科で子どもも飲みやすい味の薬を処方してもらい、その薬を飲ませたところ熱は37.8°まで下がり、少しずつ動けるように。
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