日本全国の小学生の平均睡眠時間は8時間15分(「幼児健康度に関する継続的比較研究」日本小児保健協会2011)。「8時間寝ても足りないの?」と驚くかもしれませんが、小学生の理想の睡眠時間は、おおよそ10時間なのだそう。成田奈緒子先生監修、自律神経をととのえる62の習慣を紹介した書籍『子どもにいいこと大全』からお届けします。
【子どもにいい習慣】5歳なら10時間、9歳なら9時間の睡眠時間を確保!
▶寝ている間に脳や体が発達する
▶1日の疲れをすっきり回復し、免疫力が高まる
子どもの睡眠時間は、大人の都合で変えていいものではありません
子どもの睡眠は、年齢ごとに必要な時間が決まっています。脳や体を適切に発育させるためには、発達の段階に応じた睡眠をとることが大切。大人の都合や予定で変えていいものではないのです。
世界的な小児医学の教科書では、5歳では11時間、9歳でも10時間の睡眠が必要だとされています。この睡眠時間を確保することが、子育ての最優先課題と考えましょう。
ただ、どうしてもむずかしい場合は理想からマイナス1時間を目標に。5歳なら夜8時に、9歳なら夜9時には寝て、朝6時に起きるという生活です。
睡眠時間だけでなく、寝る時刻も重要
「睡眠時間が同じなら、夜10時に寝て、朝8時に起きてもいいのでは?」という疑問があるかもしれません。でも、これでは家を出るまでの時間が十分にとれません。
バタバタ準備してかけだすようでは、交感神経への切りかえがしっかり行えません。午前中から元気に活動するためにも、夜、決まった時間に寝かせることが大切です。
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』1,430円(主婦の友社)
【目次】序章:自律神経をきたえると子どもに“いいこと”がたくさんあります!
第1章:まず身につけたい基本の生活習慣17
第2章:子どもに睡眠は何より大切!ぐっすり眠り、すっきり目覚めるための習慣9
第3章:ちょっとの工夫で変わる!朝から食欲モリモリになれる習慣11
第4章:ストレッチ、ヨガ、ツボetc.体を動かして自律神経をきたえる習慣13
第5章:アロマ、洋服の着せ方、検温etc.ほかにもとり入れたい“いいこと”習慣12
記事を読む⇒⇒⇒
【学年別】小学生におすすめな漫画17選!選び方と注意点も紹介!