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つぶしたりゆでたりと意外と下ごしらえに時間がかかる離乳食。そこで活用したいのが離乳食のフリージング。離乳食は1回に食べる量が少ないので、まとめて調理して冷凍しておくと便利です。
おいしく食べるための冷凍のコツのほか、フリーザーバッグや容器を活用した小分け冷凍の方法、電子レンジを使った解凍&加熱テクを紹介します。
食材は鮮度が落ちれば味も落ちる上に、味が落ちたものを冷凍してもおいしい離乳食は作れません。新鮮なものを選んで、なるべく買ったその日に、味がよく栄養価が高い状態で冷凍します。
冷凍庫から出して電子レンジで温めれば、すぐに食べられるのがフリージングのメリット。食材はすべて食べやすい形状に下ごしらえしてから、冷凍しましょう。
加熱した食材は、必ず冷ましてから冷凍すること。湯気が出ていると凍って霜になり、味が落ちる上に庫内の温度が上がって、他の食品が傷む原因になります。
冷凍の大敵は「空気」。袋に空気が入ると、食材の水分が抜けて乾燥したり、酸化したりして、味が落ちてしまいます。空気を抜きにくいときは、ストローで吸うと簡単に密閉状態が保てます。
冷凍すると冷蔵より長期保存ができるとはいえ、少しずつ劣化は進みます。味に敏感で抵抗力も弱い赤ちゃんに食べさせるので、冷凍保存は1週間以内に。袋やケースに日付を書いておくと使い忘れを防げます。
加熱調理してフリージングしても、冷凍ちゅに雑菌が繁殖しないとは限りません。食べさせる時は再度加熱したほうが安心。凍った状態から、電子レンジで一気に解凍・加熱すれば簡単です。
細菌は冷凍しても死滅するわけではありません。食材の下越しらをするときは、手や調理器具をよく洗って清潔に。細菌が繁殖しやすいまな板や包丁、スポンジは、熱湯をかけて消毒しましょう。
下ごしらえした食材は、1回量ずつ分けると使うときに計量する手間が省けます。食材の形状や量によって、容器や袋を使い分けましょう。
●適している食材:おかゆ、野菜の裏ごし、だし、野菜スープなど
だしやスープ、離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)のトロトロ食材を小分けするのに最適。小さじ1、大さじ1など容量をはかって冷凍すると使いやすいです。
薄くてやわらかいブロックトレーは、粘りがあって出しにくいおかゆや、うどん、そうめんなどもするっと押し出せて便利。1回分の野菜、おかゆ、刻んだうどんなどを形をキープしたまま冷凍できます。
●適している食材:軟飯、ごはん、うどん、ゆで野菜、小魚、ひき肉など
液体でなければ、野菜や肉、魚などどんな食材も包んで密閉できるラップ。少量の食材を包むなら、小さめのラップがおすすめ。下ごしらえして、1回分をはかって小分けにしましょう。
●適している食材:おかゆ、かぼちゃ、いも類、ゆで野菜、ほぐした魚、ひき肉など
離乳食初期のおかゆやかぼちゃ、いも類は、フリーザーバッグに平らに手、菜箸で筋をつけて冷凍。凍ったら1回分を折って使えます。
ゆでて刻んだや野菜、ほぐした魚、ひき肉などは、よく水気を切ってフリーザーバックに入れて冷凍を。凍ったあとは、もみほぐすとバラバラになります。
製氷皿やブロックトレーで凍らせただしやスープ、おかゆ、うどんなどは、凍ったら取り出し、フリーザーバッグで保存を。劣化を防げるうえに、毎回の取り出しがラクに。
ラップは目に見えない穴があり、空気を通します。ラップで包んだ食材も、さらにフリーザーバッグに入れると劣化を防げます。
●適している食材:おかゆ、煮込みうどん、具だくさんスープ、汁気の多いおかずなど
離乳食後期(生後9~11ヶ月)以降、1回分の食べる量が増えてきたら、小分け容器が役立ちます。容量120~300㎖で、電子レンジ加熱OKのものが便利です。
耐冷&耐熱性にすぐれたシリコンカップは、フリージングや電子レンジ調理におすすめ。100円ショップでなども手軽に手に入れることができます。保存はふたつきのものがおすすめ。
『はじめてママ&パパの離乳食』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです