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2022.01.25

離乳食の基礎知識

離乳食はいつからスタート?必要な準備グッズと知っておきたい基本ルール

今まで母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんが、はじめて乳汁以外のものを口にすることは、ママにとっては不安も緊張もあるもの。そこで今回は、離乳食を始める時期の目安や、そもそも離乳食を開始する理由、注意点などをまとめました。

離乳食はなぜ食べさせる必要があるの?

離乳食 いつからはじめて離乳食を作るママは、離乳食には細かい決まりがあって大変だと思う人もいるかもしれませんが、赤ちゃんの体は大人よりずっと未熟なので、赤ちゃんの体に適した食事を与えなければなりません。

もちろん、体の機能は成長とともに発達します。でも、胃腸だけではなく、腎臓や肝臓の機能も含めると、「大人と同じ食事でOK」といえるのは、8歳頃。

離乳食や幼児食のルールは、未発達の体を守るために大切なのです。

赤ちゃんは大人とこんなにも違う!覚えておきたい5つの特徴

1 細菌に対する抵抗力が低い

免疫機能が未熟なため抵抗力が低く、少しの細菌でも食中毒を起こす恐れがあります。大人には問題のない細菌でも、食中毒を発症させ重症化することも。

離乳食はつぶしたり刻んだりするので、細菌感染の機会も増えてしまいます。豆腐や野菜も生のままではなく必ず加熱殺菌をしましょう。特に、刺し身を生のまま与えるのは厳禁です。

2 かたいものはかめない、飲み込めない

赤ちゃんには「かむ力」がなく、前歯でかみ切る、奥歯でかみくだく、唾液と一緒に飲み込むといった大人にとっては簡単な「食べる」行動も、赤ちゃんには練習が必要。食材はやわらかく、飲み込みやすく調理します。

3 消化酵素が不十分だから、脂肪が苦手

母乳に含まれる脂肪は消化吸収しやすいのですが、食べ物の脂肪を分解する消化酵素の分泌は2~5歳まで不十分。脂っこいものは吸収されにくく、うんちがやわらかくなったり下痢になったり、胃にもたれて吐いたりすることも。

魚や肉なども脂肪分の少ないものからスタートするのが原則。いため物や揚げ物は生後9ヶ月以降に与えましょう。

4 腎臓の機能が未熟なので、塩分は負担に

腎臓は体内でいらなくなった塩分を捨てる役割がありますが、生後6ヶ月の赤ちゃんの腎臓機能は大人の半分ほど。塩分が多いと、腎臓に負担がかかってしまいます。

特に離乳食をスタートしたばかりの初期(生後5~6ヶ月頃)は、味つけなしで調理をしましょう。

5 魚や肉などタンパク質を消化するのが苦手

食べ物を消化吸収する主役は胃腸。でも、赤ちゃんは胃腸も未発達。特にタンパク質の分解、吸収が十分ではないので、離乳食は消化吸収しやすい米がゆ(穀類)から始め、次に野菜、タンパク質の順で慣れさせながら進めます。

離乳食を始める時期の目安は?

生後5~6ヶ月になった
早くて生後5ヶ月、ゆっくり開始する赤ちゃんも生後6ヶ月中には離乳食を始めましょう。

首がすわり、支えがあればおすわりができる
順調に成長・発達している目安。大人が支えればおすわりができるなら、離乳食を食べる受け入れ態勢もばっちりです。

大人が食べているのを見ると、食べたそうなそぶりをする
口が動かすのは、口のまわりの筋肉が発達し、かむ準備運動が整ってきた証拠です。

体調&機嫌がよい
赤ちゃんの体調や機嫌は変わりやすいもの。調子のいい日を見計らってスタートしましょう。

記事を読む⇒⇒⇒離乳食初期(5~6ヶ月頃・ゴックン期)の進め方と簡単レシピ17!固さ・量・回数の目安も【専門家監修】
次ページ > 離乳食を始める時の注意点は?

『はじめてママ&パパの離乳食』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 上田 玲子 管理栄養士、博士(栄養学)

小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。白梅学園大学・短期大学非常勤講師。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。監修書に『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(ともに主婦の友社)など。

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