妊娠中は、突然陣痛がきたり、破水したりする夢や、水の中を泳いでいて溺れる夢など、目覚めの悪い悪夢をみる人が多いよう。出産にまつわる夢の意味は何でしょう。夢の専門家、富田 隆先生に聞きました。
妊娠中によくみる「出産にまつわる夢」の理由と意味を解説
みがちな夢①赤ちゃん・出産にまつわる夢
・「子どもの性別がわかっていないときに、男の子を出産する夢をよく見た。実際に男の子!」(ももさん)
・「妊娠中でしたが、男の子の赤ちゃんをおなかに乗せて寝っ転がっている夢」(さちさん)
・「15分で出産するスーパー安産な夢」(ひとみさん)
赤ちゃんだけでなく、ママの心も育っているということ「生まれる」夢は、何か新しいものが育つ、可能性が育つという意味合いがあります。実際におなかの赤ちゃんが育っているわけですが、実はもっと精神的なものが育っている、という場合も。ママ自身の「心」や「可能性」が育っているのかもしれませんね。
みがちな夢②「陣痛がくる」「破水する」などお産の前兆の夢
・「陣痛がきて産院まで行った夢。本番含め、2回陣痛とたたかった気分」(恭子さん)
・「安定期に入ってから、流産する夢を何度か見ました。出産に不安があったのかな?」(yumiさん)
・「破水する夢を見たら、翌日本当に破水!」(弥生さん)
夢でシミュレーションすれば現実でもうまくいく「こうなったらどうしよう」という不安が夢に反映されているケース。ただ、夢にはシミュレーションとしての意味合いもあるので、夢で経験したことを「現実ではこう対処しよう」「こうならないように気をつけよう」と、役立ててみるのもおすすめです。
みがちな夢③「海」や「空」にまつわる夢
・「やったことは一度もないけれど、サーフィンをしている夢」(ゆきさん)
・「海の中を自由に泳いでいる夢」(怜さん)
・「空を気持ちよさそうに飛んでいる夢」(カナさん)
・「水の中を泳いでいる途中でおぼれる夢」(陽子さん)
楽しい夢なら気持ちも充実している証拠気持ちよく「泳ぐ」「飛ぶ」夢は、エクスタシーや自由の象徴。心が解放的になっている、もしくは自由になりたいという願望のあらわれです。また、水は「母」であり「女性」の象徴。おぼれる夢は、母親や義母など年上の女性への恐れや不満のあらわれで、何かに抑圧を感じているのかもしれませんね。
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赤ちゃんや出産にまつわる夢は、妊娠中によくみる夢の特徴ではありますが、実際にはいろいろな種類の夢をみている中で、妊娠中は特に〈赤ちゃん〉〈出産〉というテーマが選択的に記憶に残りやすい傾向があるため、多いと感じます。
寝覚めが悪い時の対処法としては、寝る前には不安なことを考えるのではなく、楽しいことを考える。心が落ち着くきれいなものを見る、好きな音楽を聴くなど、できるだけ気持ちのいい状態で床につくのがおすすめです。(富田 隆先生)
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